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【できることが多い!だから難しい!】アストラルスプリガン.Ov.Qt-0 レビュー!【ベイブレードバーストDB】

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 今回は

 アストラルスプリガン.Ov.Qt-0

を紹介します!

 

 ついに登場したDBシリーズの両回転レイヤーです!!

 先に結論から書きますが、このアストラルスプリガンはかなり難しいレイヤーだと感じました。が同時に完璧に使いこなすことができれば強いレイヤーといった印象を感じました!

 

 その他ベイを使ってみた感想などを含めて、詳しく書いていきます!

アストラルスプリガン.Ov.Qt-0

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レイヤー:アストラルスプリガン-0

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DBコア:スプリガン

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 DBシリーズ初の左右どちらの回転にも対応できるDBコアです。

 左回転対応のDBコアがファブニル以外だとバハムートしかなかったので、バハムートを当てられなかった人でもスプリガンを使えば一応バニッシュとロアを5Gデッキに両立できるようになりました。その代わりアストラルを使えなくなってしまいますが…。

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  裏面はこんな感じ。回転方向の切り替えギミックがついています。

 気になった点はちゃんと言わせていただこうと思っているので言ってしまいますが…この切替が本当に面倒くさいです!!

 切替の手順としてはアストラルからスプリガンコアを外し、その後コアの白いストッパーを一度外に出してから、専用ツールで回して、白いストッパーを戻してからアストラルに取り付けます。

 この手順の多さが大変だと感じる一つですが、さらにアストラルとスプリガンコアがしっかりとハマっていて、外すのが一苦労です…。

 ロードやワールドがツールなどを使わなくても回転方向の切り替えができていて、かつ手順もほとんど無かったのに、それより前の超Zスプリガンなどと同じくツールを使うように戻ってかつ手順が増えているのはちょっと気になりますね…。

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 ロックの山はやや浅い感じ。

 なのでロードやワールドに比べるとややバーストしやすい印象です。とはいってもあいつらのストッパーやらダブルシャーシやらがズルかっただけの話なんですけどね。

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 コアの重量は7.88gで通常のDBコアに比べるとやや重めです。

 デッキの中にアストラルを組み込まない方は他のDBベイの総重量を底上げするために使ってもいいかもしれませんね。

 

ブレード:アストラル

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 DBシリーズ初の左右両回転ブレードです!!

 今回のアストラルは前のワールドとは違って、右か左かによって特徴が変わるようになっています。

 まずは左回転の方から書いていきます!

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 左回転はラバー刃が搭載されています!これによって相手の回転を吸収するという特徴になっています。

 ラバー刃自体はそこまで大きくないので吸収量だけで言えばファブニルには劣りますが、同回転で戦いたい相手の場合は自身のロスもそこまで大きくないので一長一短といった感じ。

 また右回転の特徴であるメタルが下側に配置されることになるので、低重心化して回転力などの向上につながりそうです。

 そこそこ使ってみましたが、感想としては可もなく不可もなくっていう感じでした。

 

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 次は右回転モード。おそらく注目はコチラです!

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 右回転の表面にはメタルが搭載されており、先ほど書いたように左回転時には低重心化に役立ち、右回転時にはアタック力を上げるというものになっています。

 このメタルが出っ張っているわけでもないし、引っ掛かりも少ないからそんなにアタック力はないんじゃないかと思っていました。しかし対人戦を何度もやった結果…かなりアタック力があると感じました!!

 相手のベイを飛ばすことはもちろんの事、オーバーや時にはバーストを狙うことも可能で実際に私のロックに自信のあるベイがバーストされることもありました。

 なので大型のラバー刃がついていたロードスプリガンに近いコンセプトになっていると感じました。しかしながらロードとは違い、ラバー刃とかではないので攻撃力に全振りしているかと言われればそうでもなく、同回転の持久でも十分に戦うことができます。

 

 ただ気になる点もいくつかあって、まずスプリガンコア側の問題ではありますがロックが緩めなのでアタックを仕掛けた時に自身もバーストしてしまうことがあります。最近のスプリガンはバーストストッパー的なものがついていることがほぼ当たり前でしたが、今回のアストラルにはそういったギミックは一切ありません。DBベイのためそこまで頻繫にバーストするわけではありませんが…気になりますね。

 また右回転状態だとメタルが上部にあるためか、ブレたり傾くことがあります。アタックする場合にはメリットになるんですが…それ以外だと使いにくくも感じてしまいます。特に右回転でハイモードにすると傾くような印象がありました。

 

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 ブレードの重量は11.95gでした。

 メタルがついているので通常のブレードよりは重めですが、バニッシュよりは軽いですね。

 

 アストラルスプリガンについての総評ですが、刺さる相手には刺さるけど相手に合ったモードを的確に判断するだけの経験と実戦が必要なブレードだなという感じがしました。

 ワールドスプリガンの時にはなかった明確なアタック力とロードスプリガンの時にはそこまででもなかった持久力を兼ね備えつつも、どちらも吹っ切れていないというのがアストラルスプリガンで、吹っ切れていない分モードチェンジの判断が非常に重要になります。

 特にワールドスプリガンは非常に良くできたベイで、丸に近い形状かつダブルシャーシでバーストもされにくいためドリフトなどを使って送り合いするだけである程度勝てていましたが、アストラルはそうはいきません。実際ドリフトで運用しましたが負けることもままありました。

 両回転レイヤーの中でも屈指の難しさだと思いますが、できることの多さで言えばアストラルは今までの両回転の中でも最多だと思います。それゆえに経験や実戦で知識を蓄えて的確な運用をすることができれば必ず力になってくれると思います。

 かなり難しいとは思っていますが、私も的確に扱えるようにアストラルと付き合ってみようと思います。

 

 あくまで参考程度ですが、両回転レイヤーで使われるものの僕の印象を書いておきます。両回転レイヤーを選ぶ際の参考にしてみてください。

・ロード…右回転でバーストを取りに行く

・マスター…左で対レイジなどアタック対策

・ワールド…安定的

・アストラル…安定はしないができること多数

 

アーマー:0(ゼロ)

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 今までのアーマーとは違い偏りが少なく、ベイの性能をバランス良く引き上げてくれるというアーマーです。

 まず見ていただきたいのはその重量。

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13.90g!

 今まで最重量だった2アーマーを超える、全アーマーの中で最も重いアーマーです。

 この重量を見ると説明文に合ったベイの性能をバランス良く引き上げるという文言にも納得がいきますね。

 まだしっかりと調べられていませんが、間違いなく多くのブレーダーの5Gデッキに入ってくるタイプのパーツになります。今後全てのアーマーの重量や優劣、特質を記事にまとめたいと思っているので詳しくはそちらで解説したいと思います。

 

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 レイヤー全体の重量は33.76gでした。

 パーツ1つ1つが重めなのでしっかりとした重量がありますね。

 

ディスク:オーバー(Ov)

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 ローモード対応の新DBディスクです。

 丸に近い形状で攻撃、防御、持久全ての能力を向上させることができるようになっています。

 これはやってくれましたねといった感じのパーツです。間違いなく強いと思います。

 まずは横から見た図ですが…

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 見ての通り引っ掛かりの無い正円形状になっています。そのため相手の攻撃がディスクに当たっても、引っ掛からずに受け流すことができます。

 またスタジアムに接触してしまった時も引っ掛かることが無いため、スタミナロスを少なめに抑えることができます。

 この時点で良いこと尽くしなんですが…一番ヤバいのはその重量。

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 33.68g!!

 ということでアーマーに引き続きこちらも全ディスク中で2番目の重量のものになっています!! 

 しかも一番重量のあるネクサス(1ギア)とは違い、扱いやすさなどを加えれば間違いなく最強クラスのディスクになっています!!

 僕のOvは軽い個体みたいで個体によっては34gよりも上のものがあるみたいです…。いや、さすがに複数個セット品は買えないので厳選するのは厳しいですね…。

 

 もちろん重量と形状どちらも申し分ない最強クラスのディスクとはいえ気になる点もあります。それが相性の良いドライバーの存在です。

 オーバーだけでなくDBディスク全てに共通する欠点ですが、下にせり出す形状になっているためスタジアムと接触しやすいというデメリットがあります。

 なのでユニバースやエクステンドプラスなど、過去強力と言われていたドライバーと相性が悪く、ドリフトやゾーンダッシュゼットなど、姿勢を最後まで保っていられるドライバーか身長の高いドライバーと合わせてあげないと本領を発揮できません。

 そして相性の良いドライバー自体がそんなに存在していないため、デッキ内でドライバーの取り合いが発生してしまいます。

 もちろんデッキは多種多様なので必ず気になるかと言われればそうではありませんが、実際に私もどのドライバーと合わせればデッキがまとまるかはかなり悩んでいるところです。

 

 これは推測というか願望にはなりますが、ランダムブースターとかで再録してくれないかなって願っています。セット品に強力なパーツを封入するのはわかりますが…あんまり大手を振ってオススメできないのが今回のセットなのでそんなお金がないって人はそれを待ってみるのもいいと思います。

 

ドライバー:クワトロ(Qt)

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 こちらもレイヤーと同じくメタルとラバーを使い分けることができる新ドライバーです。

 名前の意味通り4つのモードに切り替えることができます。 

 

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 これはバランスモード。ユナイトドライバーの軸先とほぼ同じ形状ですね。

 とがった軸先でスタジアム中央などで持久する事ができますが、シュートをラッシュにしたり、外周の溝に触れたり、相手のアタックを食らうことでラバーがスタジアムに接触し急加速やアタック軌道を描くことができます。

 アタックと持久の切り替えがバトルの展開次第というのがネックですが、アタックタイプなどに使用して、スタミナ軌道で中央にいる相手を狙って、アタックした瞬間にラバーが踏ん張ってオーバーを狙うなどは使い方としてアリかもしれません。

 DBスタンダートタイプだと外周で静止した後に素直にスタジアム中央に戻っていく軌道を描くこともあるので選択肢の一つとしては悪くないかもしれませんね。

 

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 次はアタックモード。これはエクストリームドライバーに近いですね。

 フラットなラバーの軸先でスタジアムを暴れまわります。DBスタンダートタイプだとラバー軸はかなり使いにくくなっているので使いこなせるようになるには練習が必要そうです。

 ただし選択肢としてこの軸先を選べるのは相手をしていてかなりストレスがたまると思います。なんといっても勝てない相手にワンチャンラバーでオーバー狙いという戦術も可能になってしまいます。

 ベイに限らず勝負事は基本的に負け筋を減らすことが勝ちに繋がりますが、その負け筋が増えるとなると…そしてそれで負けると…かなりストレスになりそうです。

 レイジなどと組み合わせて、相手に合わせて柔軟にモードを切り替えて、オーバーやバーストを取らないと勝てない相手にこの軸先でぶつけたりするのは実戦的だと思います。

 

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 次はメタルのスタミナ軸です。

 とがった軸先でスタジアム中央で持久するというコンセプトなんだとは思いますが、正直クワトロで一番暴れるのはこのスタミナ軸です。

 メタルの軸先はこれに限らずシュート後に跳ねたりしてスタミナロスを生むことがあります。なのでスタミナとして使えるかと言われるとうーんといった感じ。

 また中央に素直に下りる時もあればかなり暴れることもあるので結構使いにくい印象です。

 相手の軸先が送り合いに向いていない時に中シュートくらいで使うのが良さそうな使い方でしょうか?

 

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 そして最後はディフェンス軸。初めてみた時はオービットメタルじゃんと思いましたが、オービットメタルよりはボールが小さく、かつ周りのパーツがせり出しているのでちょっと違うドライバーでしたね。

 クワトロの中では最も扱いやすい軸先です。基本的にはこの軸先を利用しつつ、相手に合わせて切り替えていくのがオススメです。

 玉軸なので最初は外周を回るような軌道をし、中盤からは中央に下りる動きをします。なのでレイジなどアタックタイプと組み合わせてあげると、外周に逃げるベイや中央に居座るベイに対してアタックを仕掛けることができます。

 

 この特徴が全然違う4つの軸先を使い分けることができるのがクワトロの強みですね。

 アストラル同様これも相手に合わせて的確な判断が必要にはなりますが、アストラルほどやれることが多いかと言われると送り合いなどはガードパーツがあるわけでもないので厳しいなどそこまででも無い感じです。

 オススメはやはりアタックタイプと合わせて運用してあげることですね。DBスタンダートタイプはアタックが相手のベイと接触しないなんてことが日常茶飯事のスタジアムなので、クワトロを使い分けることで相手のベイに接触できる軌道を自身で選ぶことができます。

 また相手のベイに対して持久で勝てそうとか他の勝ち筋を見つけたらそれに合わせてモードを切り替えれば勝利に近づきますし、先述した通りワンチャンラバー軸も可能となので、アタック使いの方は一度使ってみてはいかがでしょうか。

 ただし、こちらも気になる点はあります。

 まず送り合いは先述した通り姿勢を保持するものが何もないため向いていません。

 そしてバネの力がやや弱めな気がします。つまり組んだ時ロックがやや緩めだと感じました。そのためアタックがしっかりとぶつかりに行くとベイのロックにもよりますが自身がバーストしてしまう可能性があるので気を付けてください。

 レイジのようなダブルシャーシやジャッジメントのようなバーストストッパーがついているレイヤーと合わせてあげるのがオススメです。

 

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 重量は10.49gでした!
 流石にメタルがついているだけあって重いですね。

 

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ベイの総重量は77.96gでした!

 

実際に使ってみて 

 デフォルトで使った感想ですが、とても難しい。これに尽きます。

 なんといってもアストラルとクワトロ、どちらも相手に合わせて有利な運用をしなければいけません。どちらかを合わせるだけでも大変なのにそれが2重ってのが結構厳しいです。やれることがあまりに多すぎるため、正解を見つけることができずさすがに使いこなせません。 

 このベイはカスタマイズしてからが本番だと思います。

 

改造するなら

 アストラルスプリガン.Ov.Zn’+Z-0

 がオススメです…が、正直正解ではないと思います。

 というか難しすぎて正解が全く見えません。このアストラルスプリガンはブレーダーによってもカスタマイズがバラバラになるような気がします。

 Zn’+Zは姿勢を保持することができるためラバーでの回転吸収や同回転勝負でも戦うことができ、序盤に強く引くことで暴れることもできるので右回転の特性も活かすことができると考えました。

 ここに至るまで色々と使ってみましたが、安直なドリフトドライバーはぶっちゃけ合いませんでした。なんと言ってもドリフトの特徴である送り合いに勝てないことがあったことが最大のマイナスポイントでした。またアストラルスプリガンとしての特徴を活かすことができず、ドリフトを使うなら別にワールドスプリガンで良いという結論に至ってしまいました。

 皆さんもいろいろと試してみて、自分のアストラルスプリガンの改造を見つけてみてください!!

 

まとめ

ということで、今回は

アストラルスプリガン.Ov.Qt-0

をご紹介しました。

 

 アストラルスプリガンは本当に難しいレイヤーです。知識とブレーダーの腕が如実に勝敗に繋がるので、色々なパターンを試して、実戦で試して…状況に応じた答えを見つけることがうまく扱うために重要になってくると思います。

 これはメリットですが、アストラルスプリガンをうまく使うためには今書いたようにベイブレードバーストがうまくないといけないと感じているので、アストラルと向き合い続ければベイブレードバーストが上手くなっていくのではないかと考えています。

 なのでアストラルスプリガンをうまく使っているブレーダーがいたらきっとその人は強いブレーダーのはずです。

 0アーマーやオーバーディスクは共にDBシリーズ最重量のパーツなので大会等に出る際には必須パーツになりそうです。公式大会も徐々に復活しているようなので、これらのパーツはそういった方は持っておいて損はないと思います。

 とかなり難しいパーツが多く、かつ高額なセット商品なので万人にオススメはしませんが、大会に出場したい、友達やライバルに勝ちたい人はお金に余裕があったら優秀なオーバーと0アーマー狙いで買うことをオススメします。

 

このベイの入手方法

B-188 アストラルスプリガン 改造セットに収録

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定価 3,960円(税込み)