【HXt+'は良いけど個体差が…】グレイテストラファエル.Ov.HXt+' レビュー!【ベイブレードバーストDB】
今回は
グレイテストラファエル.Ov.HXt+'
を紹介します!
レイヤーはとんでもギミック搭載でディスクは最重量級、かつドライバーも強力なだったもののハイ版ということで結構期待していましたが…
一番期待していたハイエクステンドプラスダッシュの成型について気になるところがありました…。
詳しくは後述するので、持っている方はぜひお手元にハイエクステンドプラスダッシュとエクステンドプラスを用意して読んでいただければなと思います。
その他ベイを使ってみた感想などを含めて、詳しく書いていきます!
グレイテストラファエル.Ov.HXt+'
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レイヤー:グレイテストラファエル
まずはレイヤーのグレイテストラファエル。
円に非常に近い形状で6つの突起があるコア・アーマー・ブレード一体型のハイモード固定レイヤーです。
そしてオーバードライブシステムが発動することで、0枚刃+アーマーがドーム型に変形します。
解読できない文字列が書かれているのが男の子心をくすぐりますね!
裏面はこんな感じでほとんど正円。
GTシリーズのコスモとかの裏面もこんな感じでしたね。
コスモと同じようにドライバーをバレットなどの高いものにして、レイヤーの下側で相手に当たるような戦い方をすれば、相手をスタジアムに押し付けるような戦い方もできます。ハイエクステンドプラスでも似た感じの事はできるかも。
ロックはベリアルと似た3つの山です。
そこそこ固めなので、メタルドリフトのような極端に緩いドライバー以外ならそうそうバーストすることも無いんじゃないかなと思います。
そしてここからが本番。
オーバードライブシステムが発動すると写真のように両側のアーマーがせりあがっていき、相手と接触する部分はほぼ完全な正円となります。
このオーバードライブシステムの発動条件が結構難しく、一応強いシュートによって発動するとなっていますが、中速以下でシュートしても発動している時もあるため両モード使いこなすには力加減を覚えるのが大変そうだなと感じました。
別アングルから見た時はこんな感じ。
アーマーは非常にゆっくりとせりあがっていきます。そのため完全に上がるのはバトル終盤辺りになると思いますが、半分上がるころには接触部分は正円になっているためそこまで気にならないと思います。
また回転力が弱まるとメタルバーストロックがディスクに干渉するようになり、バースト耐性を上げてくれます。
ちょっと見にくかったので色を付けました、赤部分がメタルバーストロック。緑部分がディスクのツメですね。
そこそこ干渉することに加え、ホイールなどの特殊な形状のツメでもしっかりと干渉してくれるのが良い点です。
…が、先ほど言った通り回転力が弱まった時に発動するのが難点です。
バーストって基本的には序盤に発生するものなんですよね…。アタックが一番激しい序盤にこそ欲しかったのが終盤に来るのは正直あっても無くてもほとんど変わらないかなと思いました。
色々と詰まっていて、見ているだけで感動を覚える非常に面白いギミックなんですが…気になる点はメタルバーストロック以外にももちろんあります。
まずこのせりあがっていくアーマーですが、同時に動くのではなくそれぞれ個別に動きます。
そのためバトルの最中にちょっとズレながら上がって行ってしまうかもというのも気になる点ですが…、それよりも片方だけ上がってしまうことがあるのが非常に気になります。
テンペストの覚醒もそうでしたが、片側だけギミックが発動するとどうしても偏重心となってしまい、自身のスタミナをロスしてしまい負けに直結してしまうためどうにかシュートパワーなどを調整し発生しないようにしたい所です。
性能面に関してですが、結構難しいタイプのレイヤーになっていると思います。
まずかなり姿勢を崩しやすいと感じました。なので改造をする際にはユニバースやゾーンダッシュゼットなどの姿勢を支えられるドライバーとセットにしてあげる必要があります。
また同回転の持久戦もやや苦手な印象がありました。何も考えずに戦うとかなり厳しい戦いになるかもしれません。
グレイテストラファエルのいい点はやはり前述通り相手の姿勢を崩す力ですね。
デフォルトの状態でも感じられるかもしれませんが、姿勢のいいラファエルと持久戦を行っているとグレイテストの丸い底面からオーバーディスクの下にまで押さえつけられるように相手のベイが姿勢を崩すことがあります。
これが非常に強力で、バニッシュファブニルやギルティのような逆回転はもちろんの事、右回転のダイナマイトFギアなどに対しても姿勢を崩しさえすればかなり有利に戦うことができます。
相手の姿勢を崩すためには自身の姿勢がある程度整っていること、オーバーディスクなどの相手の姿勢を崩しやすいディスクを使うこと、相手のレイヤーよりも自分のレイヤーが上にあること、相手よりも長く姿勢を整えていられるドライバーを使っていることが必要だと感じています。
なのでグレイテストを活かしたい方はこのような改造をしてみるといいかもしれません!
また対戦相手にグレイテストが来たときはできるだけ身長を高くするなどの対策をすることもオススメします。
DBのローモードだとスタジアムに叩き伏せられる可能性があるので、状況によってはあえてハイモードを使うのも選択肢としてアリだと思います。
滅茶苦茶強いというタイプのレイヤーではありませんが、まだ発売されて間もないため誰かが強いカスタマイズを開拓したり、今後のドライバー次第で十分活躍できるような性能はあると思います!
デザインやギミックは滅茶苦茶に良いので、私ももう少し触ってみようと思っています。
重量は30.70gでした。
ディスク:オーバー(Ov)
アストラルスプリガン改造セットに収録されていた最重量級のDBディスクです!
最も重いディスクはネクサス(1ギア)ですが、使いやすさや汎用性の高さで言えば最強格のディスクの1つです!
特にZn’+Zとの組み合わせが強力で、ギルティやダイナマイトFギアなどと組み合わせることで非常に強力なベイを作ることができます。
5Gデッキに間違いなく入っているパーツなので、持っていなかった方は是非この機会に手に入れてみてください!
と、非常に良いディスクなんですが…なんか汚くありません?
写真は新品で袋から出して半日も経っていないときに撮影しましたが、白い斑点?みたいなものが全体にあります。
僕のが汚いだけかもしれませんが、ここまで汚れみたいなのが目立つとちょっと気になってしまいますね…。
重量は33.29gでした!
ドライバー:ハイエクステンドプラスダッシュ(HXt+')
おそらくこの商品の中で一番期待されているパーツのハイエクステンドプラスダッシュです。
超Z時代に登場し、現在に至るまで対戦環境の最前線で活躍し続けている強力なドライバーのエクステンドプラスがハイドライバーになり、かつダッシュドライバーになったものになります。
基本的な性能はエクステンドプラスと同じで3つのモードを切り替えることができます。
まずはスタミナ軸、最も軸先が出ている状態ですね。
名前の通り持久に優れたモードで、基本的にはスタジアムの中央に留まるような動きをします。
暴れたりすることがほとんど無いため他の軸先と違いスタミナロスが少なく、扱いやすいこともあり最も使われる軸先になっています。
スタジアムの中央に向かう性質を利用してアタックタイプのベイに運用されることもあります。アタック軸にすれば外周に逃げる相手にもアタックできる選択肢を持てるのも採用される理由ですね。
今回はダッシュドライバーなのでよりアタック運用もアリかもしれません。
エクステンドプラスは基本的にこのスタミナ軸を使用し、相手のベイに合わせてディフェンス軸とアタック軸を切り替えるのが主な使い方というイメージですね。
次は2段階目のディフェンス軸、スタミナ軸とは違い軸先が少しだけ出ているような状態ですね。
基本的には序盤はやや外周に向かって動くように暴れ、終盤は中央に下りてくるようなイメージの軸先です。
相手と接触することで細い軸先ではなく周りのガードパーツが触れ、外周に逃げるような挙動をすることもあります。
ホロウやバーンフェニックスなどのできるだけ接触したくないベイが相手の時や、序盤相手のアタックを避けるために使われるイメージがあります。
DBスタンダードタイプでは以前のスタンダードスタジアムと違い序盤そこそこ暴れてしまうのはちょっと気になるところ。その分スタミナロスも大きくなっていると感じます。
このディフェンス軸なんですが…成型、個体差にかなり気になるところがあります。
写真を見て感づいている方もいらっしゃるかとは思いますが、詳しくは後述します。
最後にアタック軸、エクステンドプラスの軸先で最も扱いが難しい軸です。
軸先が完全に隠れ、中央に穴のあるフラット軸となり、スタジアムを滅茶苦茶暴れまわるような軌道になります。
すごい勢いで動き回るため、自分でポケットに突っ込んで自滅オーバーしてしまうこともあります。
使用用途は色々あって…
まず単純なアタックとしての運用の仕方。外周に逃げるドリフトなどの相手に攻撃を加えたり、壁蹴りで中央の相手に当たりに行ったりしてオーバーやバーストを狙う運用です。
場合によってはスタミナカスタマイズでも絶対不利な相手にワンチャンス狙って一か八かをとりに行くことも無いことはありません。
もう一つは壁に当たったりしないように、やや緩くシュートして外周に逃げる運用。
かなり使用する条件は限られますが…
・同回転の緩く打っても勝てるアタック相手や送り合いで勝てるアタック相手から逃げるという使い方。
・送り合い特化のベイを相手が弱シュートする読みで外に逃がす。
の2点でしょうか。特に狙うのは後者の方で、うまく外周を回り続けることができれば相手の持久が無くなるまで接触しないという戦法もとることができます。もちろん相手依存+人読みなのでそうそうは決まらないと思いますが…。
あとは身長を少しでも上げたいという時に使うときがあります。もちろん同回転はロスが激しいため、送り合いをする際に上から相手を押さえつけたり、逆に押さえつけられないようにするのが目的だと思います。
本当にアタック軸は扱いが一番難しい軸先です。使いどころが極端に限られているため、よっぽどのことが無い限り使われるイメージはありません。
ただ普段から使いどころなどを研究しておけば数少ない勝ち筋を拾える可能性はあるので、実際に手に取って使ってみて、正しい使い方を見つけてみてください。
ぶっちゃけ一生懸命書きましたが、ここに書いてある使い方は私個人の意見なのであまり鵜呑みにせず参考程度に考えてもらって、実際に皆さんが各モードを使って何度もバトルして良い使い方などを考えていただいたほうが強く扱えると思います。
この3モードを状況に応じて使い分けることがエクステンドプラスの強みなんですが…ここでちょっと気になるところがありました。
それが隠すことができる軸先の長さです。
下の画像は私が今回手に入れたハイエクステンドプラスダッシュのディフェンスモード。軸先が少しだけ出るモードなんですが…
これだけしか出ていません。
初めてエクステンドプラスを手に入れる方はこの程度なのかなと思われるかもしれませんが…
私が所持しているエクステンドプラスのディフェンスモードがコチラです。
写真だと伝わりにくいのですが、手に取ってみると明らかにその長さに違いがあることがわかります。
さらにこのエクプラはかなり使いこんでいるため、買ってすぐの物に比べると軸先もやや摩耗していると思います。
試しにチップを入れ替えても大差なかったため、チップが原因なのではなくもともとの軸先の長さが短い、あるいはチップを装着した時にやや浮く?のが原因なのかなと推測します。
この軸先の短さはかなり悪影響があると思っていて…
まず軸先がほんのわずかしか出ていないため、ディフェンスモードの際に従来のエクステンドプラスと違い暴れやすい印象で、姿勢制御や持久力にも悪影響を及ぼしていると感じます。
特に感じたのは終盤中央に戻った後の挙動です。今までのエクプラディフェンス軸は最初こそやや暴れたものの最後は中央に向かい持久戦を行っているイメージがありました。
ただこのハイエクプラのディフェンス軸は終盤でも相手に軽く当たっただけで外周まで動き出したりしてしまうことがあり、かなり持久力をロスしているような気がします。
ひどいときは相手に小突かれて外周へ向かってしまい、そのまま外周で力尽きてしまいます。
またスタミナモードでも軸先ではなくチップがスタジアムに接地することがあり、やや暴れてしまったり、中央にスッと降りてくれなかったり、相手に小突かれてディフェンス軸のような動きをしてしまい余計なスタミナロスをすることがありました。
この軸先の出る出ない問題なんですが、周りのブレーダーのHXt+'を見る限り短いものの方が多く、この状態の方がおそらく正常なんですが…
恐ろしいことにディフェンスモードでもしっかりと軸が出る個体があります。
そしてはっきり言ってしまうと…軸がしっかり出ている個体の方が圧倒的に強いと思います。
軸先が長いことでしっかりと中央に行きやすく、相手に小突かれて動いてしまうなどの余計な持久ロスも抑えることができます。
なのでHXt+’を使って大会等をガチで勝ちに行きたいと考えているブレーダーは、何個かグレイテストラファエルを手に入れて軸先の出る個体を厳選する必要があると思います。
ガチ勢にしか関係のないところではありますが、メビウスやドリフトのように個体差があって、それによって勝率が変わってしまうのはちょっと気になってしまいますね…。
また軸の話ばかりしてしまいましたが、その他にはハイドライバーになっているため姿勢を崩しやすいという弱点があります。
…がこれは発売前の予想と比べると全然大したことはなく、内重心のパーツを優先的に組んだりレイヤー部分をあえて軽めのものを選んであげるなどをすれば十分持ちこたえる性能だと感じました。
ダッシュドライバーになっていることもあり、バーンフェニックスなどのレイヤー自体のロックが心配なベイ達に使えるのもかなり良い感じだと思いました!
重量は9.13gでした!
ベイの総重量は73.16gでした!
実際に使ってみて
良くも悪くも普通といった印象です。
使用されているパーツが強力なものばかりなので、当然デフォルト勝負などにおいては非常に強力な一体になります。
ただグレイテストラファエルレイヤーとハイエクステンドプラスダッシュの相性が良くありません。
グレイテストラファエルはその形状から相手の姿勢を崩す戦い方を得意としていますが、同時に自身の姿勢も崩しやすいため、大型の皿などがついているわけではないハイエクステンドプラスダッシュでは姿勢を保持しつつげることができません。
またエクステンドプラス系共通の弱点として姿勢を崩されると立ち直りにくいという特徴があるため、お互いの良いところを潰しあうような組み合わせになっています。
なのでガチで戦う場合はこのドライバーあるいはレイヤーを変えてあげる必要があると感じました。
改造するなら
まずはグレイテストラファエルを使うならですが。
グレイテストラファエル.Ov.Zn’+Z
がおそらく一番扱いやすいと思います。
グレイテストラファエルの相手の姿勢を崩すという能力を最大限に活かすため、ある程度身長が高く姿勢を保てるZn'+Zとバランスを保ちやすく丸い面のオーバーを使用しています。
同回転の強力なベイにはややキツイですが、相手の姿勢を崩しスタジアムに接触させることができれば勝つことも可能です。
また対逆回転にはめっぽう強く、バニッシュなどのベイ相手でも上から押さえつけて一方的に勝つことも可能です。
ただ5Gデッキで使うとなるとできればオーバーもZn'+Zも別のところで使いたいというのが本音ですね…。
ディスクをホイールにして、ドライバーを同回転で勝てるメビウスにしてあげれば多少枠は空くかな…?
アストラルスプリガン.Ov.HXt+’-0
がありきたりですがオススメです!
アストラルは同回転に強いレイヤーで、ロックの緩さと使いにくさ、そして何よりもワールドスプリガン+2B+Drなどがあまりにも安定的で強すぎることがあり採用されることが少ないパーツでした。
しかしHXt+’はダッシュドライバーなのでロックの不安を解消でき、かつアストラルスプリガンの同回転に強い特徴を活かすことができます。
難点なのはHXt+’のせいでさらに選択肢の幅が増えること。ただでさえ勝ち筋を選ぶのが難しいアストラルにさらに選択肢を増やすのはかなり試行回数を増やして研究する必要があると思いました。
ただその分考えることが増えるため、ロジカルに対戦したい人などには非常にオススメのカスタマイズになっています。
それ以外にもHXt+’は色々使い道があると思っていて、バーンフェニックスやパーフェクトフェニックス、プロミネンスなどのベイとは非常に相性が良いと思っています。
本当に気になってしまうのは、強くするためにオーバーディスクが必要だという点ですね…。
オーバーはZn'+Zとの相性が非常に良いためデッキ内でディスクの取り合いになってしまいます。
できるだけ低重心かつ内重心にした方が安定するのでどちらかをテーパードにするのが一応解決策にはなる…かもしれません。
逆にZn'+Z持っていない方はオーバーディスクと合わせて使用することをオススメします!
まとめ
ということで、今回は グレイテストラファエル.Ov.HXt+' を紹介しました!!
どうしてもハイエクステンドプラスダッシュの軸先が気になってしまって、結構長い文章を書いてしまいました。うまくまとめられていないような気もしてしまいます。
ただやはりパーツは優秀なものが多いため、間違いなく買って損するタイプのベイではないと感じました。
オーバーディスクとハイエクステンドプラスダッシュは共に5Gデッキに入っていてもおかしくありませんし、前者は持っているなら現状100%入るパーツですからね!
私のハイエクステンドプラスダッシュもあの軸先の短さですが、勝率自体は悪くありません。うまく使ってあげれば結構勝てるドライバーだと思っています!
皆さんも是非グレイテストラファエルを手に入れて5Gデッキを強化してみてください!
このベイの入手方法