BOT-50 サーメッツGの性能レビュー!【キャップ革命ボトルマン ゴッドキャップシリーズ】
今回はBOT-50 サーメッツGをレビューしていきます!!
2WAYサーバーに給弾したキャップをワンハンドトリガーで連射する片手撃ちが得意なボトルマンです。
ゴッドキャップは上面がくり抜かれたことで軽量化され弾速が上がるライトキャップが付属しています!
と面白いボトルマンなのですが、かなり言及しなければならないポイントが多く、人によっては今回の記事は不愉快だと感じる可能性があります。あらかじめご了承ください。
※4/29 追記 後述するボトルワイバーンGの修正ですが、商品画像では修正されているのですが、商品に関してはサーメッツGと変わらず、修正されていないようです。
気になるが読みたくないという方のために結論を申し上げておきますと
・サーメッツGは致命的な欠陥を抱えてしまっています。
・2WAYサーバーやワンハンドトリガーが欲しい場合はその欠陥が修正されている可能性が高い4/29発売のBOT-54 ボトルワイバーンGを購入することを非常に強くオススメします。
・上記の理由も相まって、現在サーメッツGはデザインが好みの方とライトキャップが欲しい方以外には正直オススメしづらいボトルマンになっています。
この致命的な欠陥については後述したいと思います。
繰り返しになりますが、不愉快になる可能性がある内容が含まれていますのでそちらをご理解いただいたうえで読んでいただきますと幸いです。
それでは実際に対人戦などをした感想を踏まえ、詳しく書いていこうと思います。
BOT-50 サーメッツGの性能レビュー!
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セット内容
サーメッツGには以下のものが入っています。
・サーメッツG本体
・ライトキャップ×1
Gコア
ドラグルトGと同じく、前後2つに分割できるようになり、カスタマイズ性が上がったコアボトルです。
Gコア フロント
まずは前側のGコア フロント。
ホールドパーツはローラーになっていますが…DXのものとは違う作りになっています。
こちらが今回のローラーホールド。
上部のローラーの後ろ側に肉抜きのような穴が空いています。
そしてこちらがDX、ランダムコレクションVol.03に収録されていたアクアスポーツDXのローラーホールドです。
こちらは上部に肉抜きはされていません。
その代わり裏側が大きく肉抜きされています。
新しいローラーホールドの方は裏面は肉抜きされていません。
耐久性などを考えての変更かもしれませんね。
ただ、この新しいローラーホールドなんですが…弾の威力がめちゃくちゃ弱いように感じます。
DXのコントロールタイプのホールドほどではないと思いますが、明らかに前のローラーホールドよりも威力が落ちているように感じます。
色々と比べてみましたが、おそらくこの肉抜き以外はほぼ形状に違いは無いように思えます。
一応ローラーパーツも外して確認もしましたが、ちょっとだけ出っ張りが追加されているだけで、それ以外はやはり違いをそこまで感じませんでした。
おそらくですが、片手撃ちで何発も連射することが想定されているボトルマンなので、撃つ時の抵抗を少なくするためにこういったパワーになっているのだとは思います。
ただ実戦的なことを考えると、活躍できる場面は減ってしまうかもなと思いました。
今回から追加された公式競技のホールインワンなど威力が高いボトルマンだと攻略が難しい競技があるので、そういったところでは活躍できないことは無さそうです。
Gコア リア
今回一番問題のパーツです。
上記で記述した「サーメッツGが抱えている欠陥」がこのパーツにあります。
まずは性能の説明をします。
上下に伸びた突起と、長いトリガー「SMワンハンドトリガー」が特徴のGコア リアです。マガジンを取り付けるための穴も開いています。
この突起に指をかけることで簡単に片手撃ちができるという構造になっています。
子供の指でも持ちやすいのはもちろんながら、大人もわりとしっかり握ることができます。
片方の手でこのトリガーを撃ちながら、もう一方の手はキャップを本体へ給弾することでスムーズに連射することができます。
ボトルマンの競技は早撃ちと狙い撃ちの2つが重要になることが多いので、弾の回転率を上げる事ができる片手撃ちが簡単にできるのは良い点だと思います。
クイックローダーマガジンなどマガジンを使用する場合だけでなく、マガジンなどを使用しない片手撃ちでも使うことができます。
そのためドラグルトGのフロントと合わせてパワータイプの片手連射をしたり、今後登場する別のフロントと組み合わせることで優秀なコアボトルを作ることができるかもしれませんね。
弱点としてはボトルマン本体を傾けたい時に伸びた突起が地面に当たってしまい、角度が制限されてしまうことなどがありました。
また、ボトルマン後部で支えることなどもあり安定性が低く、射撃中に本体が動いてしまい弾が狙ったところに飛ばない印象がありました。
これは安定性の高いC.C.レオンDXなどのパーツと交換することや、射撃中に注意することである程度は解消できるかなと思います。
ではここから致命的な欠陥について書いていきます。
このGコアリアにマガジンを取り付けて連射する際に、弾が2発以上装填されている場合、撃った瞬間にマガジンが外れる現象が頻繁に発生します。
つまり、このリアではマガジンに弾を何発も装填した場合の連射が非常に困難です。これはこのボトルマンに収録されている2WAYサーバーだけでなく、基本的には多くのマガジンで問題が発生します。
その原因はトリガーの形状のようで、マガジンに装填されている2発目のキャップが1発目を発射するために押し込んだトリガーで押されてしまい、マガジンを押し上げ外してしまいます。キャップの向きを工夫したりしても改善は難しいです。
こういった欠陥があるため、このサーメッツGの記事はどう書いたものかと頭を悩ませていました。
そして上述した通り、少し前にほぼ色違いのBOT-54 ボトルワイバーンGの発売が決定しました。
こちらではこの欠陥を修正したような部分を確認することができます。
これはボトルワイバーンGのコアボトル部分の商品画像ですが、この画像のGコア リアのトリガー先端部分を見ると厚みがあるように見えます。
サーメッツGのトリガーはここの厚みがないため、この修正で問題なく連射することができるようになっているのだと思います。
なので記事の一番最初に書いた通り、サーメッツGのデザインが好みであったり、ライトキャップが欲しいという理由でなければ、ボトルワイバーンGの方を購入することを強くオススメします。
ボトルワイバーンGにはライトキャップは付属しておらず、初代ことプロトタイプシステムシリーズから登場しているスピードキャップが付属されているのでそこだけは注意が必要です。
正直な話をしてしまうと、このボトルワイバーンGに関しては結構複雑な感情を抱いています。
バトルビーダマンの復刻を出していたのに、既に復刻済みに加えてスーパービーダマンのワイルドワイバーンを今復刻するの?という意見もありますし、それも感じますが…
私がおこづかいに限りある子供だったとして、サーメッツGを買っていたとしたら、このボトルワイバーンGはショックだろうなと思うからです。
だって、もうおこづかいは返ってこないのに修正版みたいなのがすぐに出るのは…なんというか…本当に子供らしい意見なら返品したいと思うかもしれないし、取り替えて欲しいと思うかもしれないし、持っているサーメッツGも直して欲しいと感じるのではないかと思います。
現に私のサーメッツGも修正していただけるなら修正してほしいというのが正直な意見です。
また余談ですが、こういった公式に対してのマイナスな意見や気持ちがある方はタカラトミー公式サイトのお客様相談室にあるお客様からの「ご意見」「ご感想」という場所から意見や感想を送ることができるので、そちらを利用してください。
こちらは一部内容をのぞき、メールアドレスなどの情報を入力する必要は無いので、誰か特定されることなく意見を送ることができます。(もちろん業務妨害レベルの悪意を持った意見や連投などはしっかり対処されると思うので、言うまでもありませんし、これに限った話ではありませんが、そういうことは絶対にやめましょう。)
Twitterなどで意見を投稿するのも良いとは思いますが、本当に改善を求めるのであれば公式の方に意見を直接送るのが一番です。
たまにYouTubeの動画やブログなどに意見を書く人もいらっしゃいますが、公式のYouTubeならともかく個人のYouTubeやブログに改善を求める声を書きこむのはほとんど効果が無いと思うので上記ページからお送りください。
お目汚し失礼いたしました。
アーマー
SMヘッド
まずはヘッド。
プロトタイプシステムシリーズのサーメッツらしさは残しつつ、アップデートされた感じのスタイリッシュなヘッドになっています。
サメの背びれのような角が1本あるので、狙いを付ける照準器代わりにはなると思います。
サーメッツG自体は1発1発良く狙う感じのコントロール型のボトルマンではないので、今後登場するコントロールのコアや、互換性のあるDXのコアなどにカスタマイズしてあげると使いやすいと思います。
DRアーム
サメの横顔と上からの顔の二つがくっ付いているデザインのアームです。
真ん中の段差に指を引っ掛けられるので、ワンハンドトリガーを使わないカスタマイズでも持ちやすいと思います。
通常のトリガーの長さでの片手撃ちでも持ちやすいと感じました。
このように正面から見るとDXシリーズのアームと同じように、パワーホールドの突起には引っ掛からないようにスペースが設けられています。
DRフット
フットは通常の高さのものです。
マガジンを付けるボトルマンということもあって、後ろ側にも突起が伸びており安定性もあります。
ただサーメッツGの場合はワンハンドトリガーというさらに後方に伸びた特殊な形状をしていることもあり、この機体で使う際にはちょっと恩恵を感じにくい印象です。
SM 2WAYサーバー
通常のマガジンと違い曲がった形状になっており、給弾口が左右にややズレているのが特徴のサーバーです。
2WAYという名前の通り、使い手の人が使いやすい方向に給弾口を配置することができます。
こちらが右側に配置した場合です。よく見ると内面上部に「R(右)」という刻印が見えます。
基本的には給弾口が向いている方向の手で給弾を行い、もう片方の手で射撃を行うので、この場合は右手で給弾、左手で発射します。
こちらは逆に左につけた場合。こちらもよく見ると「L(左)」の刻印が見えますね。
この場合はさっきと逆で左手で給弾、右手で発射します。
どちらがいいかというのはお好みです。
例えば私は利き手が右で、装填は右で行い、発射左で行っています。
利き手の方が細かい動きをすることができると思っているのと、最初から自然にそっちでやっていたというのがあります。
逆に私の友人は同じく右利きですが、全く逆の右手発射左手装填をしています。
利き手の方が力があるので、硬いトリガーのボトルマンでも押しやすいとかがあるのだと思います。
自身の持ちやすい方を探してみてください。
給弾口を見るとこんな感じ。
DXの頃の連結パーツが無くなっていることですっきりとしたデザインになっています。
プロトタイプシステムシリーズのマガジンを愛用している方はちょっと使いやすいかもしれません。
その代わり、当たり前ですがDXの頃のマガジンと違って本体まで真っすぐに穴が空いておらずすぐそこに壁が配置されているので、手にキャップをいくつか一直線になるように持って、一気に装填する方法だと使いにくい感じがします。
キャップは4つまで乗せることはできますが、発射した瞬間やボトルマンを動かしたりすると落ちてしまうので、マガジン+本体にため込める弾数は3だと思います。
2WAYサーバーの給弾口からは拡張性はありませんが、DXシリーズのマガジンの先端に2WAYサーバーを取り付けることは可能なので、ショートマガジンやロングマガジンを取り付けることで給弾数を増やすこともできます。
さて、性能についてですが…まぁ…正直なことを言うと難しいという印象です。
まず給弾についてなんですが、入り口はやや大きめになっているのでキャップを添えるところまでは良さげなんですが、やっぱり引っかかったりしてちゃんと給弾されないパターンがあるのが難しいなと思いました。
あと、これはもうボトルマンの公式競技などのルールなどに起因する問題なんですが…
現在のボトルマンの対戦競技において、マガジン系統が大活躍できる競技があまりないため、2WAYサーバーが最高!!ってなりにくいのも実際に対戦していて気になったところです。
今のボトルマン公式の競技は早撃ち(正確には弾の回転率の高さ)or狙い撃ち、あるいはその両方が必要な競技が多いです。
そのため慣れている人と対戦すると、マガジンに弾を装填している間に負けてしまうということがざらにあります。
なのであらかじめ装填が認められているクイックローダーマガジンや、一直線に一気に給弾できるロングマガジンと比べると装填時間にロスが発生してしまい、やや劣ってしまう印象があります。
決して悪いパーツではないのですが、対戦環境や対戦でなくとも1人競技の環境的に活躍が難しいと感じてしまうのかなと思いました。
ゴッドキャップ
ライトキャップ
キャップの上面が完全に切り抜かれ、最大限軽量化されたゴッドキャップです。
軽量化されたことで弾速が上がるのはもちろん、たわみやすい形状になっているのでホールドから抜けやすく、連射もしやすくなっています。
ただ1点だけ気を付けないといけないことがあって、コーラマル・エナジーDXなどの締め付けが強いホールドを使用した場合に破損する恐れがあるようです。
自分がやっている時には発生していないので、おそらく締め撃ちし過ぎが問題なのかも?とは思っていますが、警戒しておくに越したことはありません。
重量は1.88gで、通常のキャップよりだいたい1gくらい軽くなっています。
同じくくりぬかれているスピードキャップは2.1gくらいで、公式の説明通り弾の早さと威力の両方を取りたいならスピードキャップにしてね、という感じで差別化しているようです。
横面はギザギザになっています。
これ商品画像ではないように見えたので、ちょっとびっくりしました。
軽量化されていることもあり、通常よりも高い位置にあるターゲットを狙うことも得意との紹介を公式の動画でされていたのですが、正直私はそこまで違いは感じませんでした。
弾速はめっちゃ早いので、パワータイプなどで発射すると信じられない速度で弾が飛んでいきます。爽快感はすごいあると思います。
と、色々と使い道があるこのライトキャップですが、とあるボトルマンと組み合わせることである公式競技において最強レベルのプレイをすることができます。
それがレイドブレイブDX+ライトキャップで行うPKです!!
PKは小さな隙間にキャップが入るように射撃する対人競技です。
横発射のボトルマンと比べ、縦発射のボトルマンの方が狭い隙間を通しやすいのですが、キャップが上下で重さが違うこともあってかなり弾が左右にズレていってしまう弱点がありました。
しかしこのライトキャップなら上面が無くなったことで通常のキャップよりも重さの違いが少なく、縦型発射のボトルマンでもかなり真っすぐキャップを飛ばすことができます!!
それだけでも十分強いのがおわかりいただけると思いますが、そこにレイドブレイブDXのドライブ回転が加わります!!
レイドブレイブDXは発射したキャップに前側に進む回転が加わります。そのため壁やターゲットに当たったとしても、回転とキャップの姿勢が良かったら再度穴に向かって進むことが可能です!!
実際私も友人とPKで遊んでいる際、かなりこの現象が起こっていましたので再現性も高いと思います。
キャップが入る確率もかなり高かったので、公式競技のPKに苦戦している方やカスタマイズに悩んでいる方はぜひ使ってみてください。
ちなみにレイドブレイブDX以外の縦型発射のボトルマンもオススメですが、ドライブ回転の強さや入手難度の低さ的にレイドブレイブDXが一番オススメかなと思います。
使った感想
正直に言うとかなり難しいと感じました。
まず前述通り欠陥部分があるため2WAYサーバーを活かすことが難しいと感じました。
そして他のカスタマイズに使って活かせたとしても、新たな公式競技においてもマガジンを活かせる競技が少ないため、活躍が難しいと感じました。
また本体のパワーも低いためパワーが必要な競技も難しいなと感じました。
パワーが不要…というか低い方がやりやすそうなホールインワンなどでは使えるかもしれませね。
ワンハンドトリガーについては安定性のあるカスタマイズにしたり、Gコア フロントを別のものなどに変えてあげれば使い道がありそうだなと感じました。
一応公式にホールドパーツの交換についてお問い合わせしましたが、ざっくり書くと「別のホールドパーツで作っても問題ないけれど、DXとは違うものなのでうまくつけられないものがあるかもしれません。」「イベントなどに参加する場合はその場にいる審判の方の判断にしたがってください。(その人がダメって言ったらダメ)」みたいな感じでした。
また組み立てた後に交換するのは破損などの原因になるのでお控えくださいとのことでした。
なのでまぁ…このホールドパーツはちょっと威力不足だと感じたので、別ホールドパーツにあらかじめ変えておくのもありかなと思いました。
まとめ
ということで今回は
BOT-50 サーメッツG
のレビューをしました!
Gコア リアに欠陥があるため、基本的には修正されているように見えるボトルワイバーンGの方がオススメです。
ライトキャップが手に入るのはこのボトルマンとセットのみ
全体的なパワーなどはドラグルトGのほうが上なので、どちらかを購入するならドラグルトGがオススメ!!
といった感じのボトルマンだと思いました!!
やはり欠陥があって、その修正版の発売が決定されているとなると、今このボトルマンを購入する理由はやはりライトキャップかデザインかの2択になると思います。
一応修正前のワンハンドトリガーと修正後のワンハンドトリガーで性能に違いが生まれ、後々旧型のワンハンドトリガーが強力なパーツになるなんてこともあるかもしれませんが…そこまで気にする必要は無いと思います。
同じくゴッドキャップシリーズのボトルマンであるドラグルトGと比較すると、ドラグルトGの方がかなり優秀なボトルマンだと思うので、どちらか片方を買うならドラグルトGをオススメします。
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