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障害者雇用についてのニュースを発達障害者が見た感想

あくまでもこの記事は僕個人の感想です。

 

こんにちは楽道誉志也です。

私はADHDという発達障害と、うつとパニック障害を二次障害で持っています。

そんな私がこの前以下のニュースを見ました

せっかくだから障害者という立場の僕が、

これを見て感じたことを書いていきます。

 

 

障害者雇用の現実

 

障害者を雇用しないと罰金がある。

法定雇用率というのが決まっていて、会社は50人に1人は障害者を雇わなければいけません。

1人でも多く障害者を雇うことで月27,000円が会社に支給されるそうです。

逆にそれを満たしていないと月5万円、年にすると60万の罰金があります。

ちなみに雇ってるかどうかは年に一回の調査らしいので、実際は年額60万の罰金というのが正しいみたい。

 

この法定雇用率を満たしている企業は48.0%。半分にも満たないそうです。

 

まず罰金って言い方よくないですよね。

一応納付という形にはなっていますが…ペナルティですよね。

罰金だけでなく、忠告なども受けたり、HPでさらされたりするそうです。

 

この罰金が、1人でも多く障害者を雇った企業への給付金になるそう。

 

 障害者の僕が言うのもあれですけど、雇わなければいけない。罰金があるってなんか嫌ですね…。もちろんなかったらほとんどの障害者が働くことができないんでしょうけど。

 

実際の精神障害者雇用数は…?

ニュース内で使用されていた厚生労働省のデータによると

 

18歳から65歳未満の障害者で

精神障害者は働いている人が7万8092人に対し在宅者(フォローがあれば働ける見込みのある人)は203万人

身体障害者でも35万4134人の方が働いていて、111万人が在宅者となっている。

 

精神障害の人たちは僕を含め400万人いるなかで、働いている人が約8万人…。

職につけるのは何%の人なんですかね?

 

これで驚いたのは身体障害者の方も職につけていない方が多いということ。

僕個人の感想だと、身体障害者の方って言い方が悪くなってしまうかもしれませんが、不自由な場所があったとしても、頭に異常がないから雇用されやすいと思っていたんですよね。

正直身体か精神かと言われれば僕が経営者なら身体の方を採用しますしね。

 

それでもこれだけ就職できていない方がいるのは正直驚きでした。

 

「単純作業が向いている」は考え直したほうがいい

番組内では、それぞれ個性があるから障害者というひとくくりではなくそれぞれに向けた施策をやったほうがいいと話されていてその通りだと思いました。

 

紹介されている中で、単純作業系の事をさせている映像もありましたが、すべての障害者が単純作業に向くわけではありません。

特に僕のADHDは単純作業に絶対に向きません。

刺身に菊を乗せていく仕事があるとすれば10個に1個は乗せない自信があります。

集中力が足りないという障害であるADHDは、単純作業や製造業、郵便などの紹介されていたことは厳しいと思います。

郵便もね…どこかで入れ忘れるから…。

 

医療福祉と書いてもありましたが、福祉はなぁ…僕は厳しいですね。

ADHDに人と仲良くなることが難しい(空気が読めない)等の特徴があるので、僕がお客さんといい関係を築ける自信はありません。

というか、今までの人生生きてきて、人間関係でいい関係を築けた試しがありません。

 

これは障害なのか、僕が単にやべー奴なのかはわからないところではありますが…。 

 

ぶっちゃけ障害者って働くべき?

僕はADHDという障害を持った障害者ですが、自分が経営者という立場になったら…

俺は絶対に俺を雇いませんね。罰金払っている方がましです。

精神障害、知的障害の人を雇うことはまずないです。

サポート役も必要になるとのことで余計な負担が増えます。

 

身体障害者の方は相応の実力があれば採用するのではないでしょうか。

 

もし、雇うとするならばデメリット面をすべて超越するメリットのある人のみですね。天才的な才能を持っている障害者の方とかですよね…。

 

よく障害者は特別な才能を持っているなんて話を聞きますが、みんながみんなではないはずです。

アスペルガーの方とかは独特な自分の何かを作ったり、一つの物事に集中する才能があるとか、ADHDは集中できない代わりに多くの事を浅く手に入れる拡散力というものが高いなどあることにはあります。

 

そこを発揮できる場所があれば…なんですが、そうそう見つからないというか、それ就職というより起業なのでは?と考えてしまいます。 

 

僕は精神障害、知的障害、身体障害を持っていて、働くことに対して問題が大きいなら無理に働くことは両者にとって損のような気がしてしまいます。

ならもういっそ働かないほうがみんなのためでは?とまで考えていました。

 

かといって、僕たち障害者に一定額を分配するってのも皆さん嫌でしょう?

まぁ僕障害年金とか一切もらってないのですが…。

 

解決できる気分のいい方法があるとすれば、全国民にお金が支給されるベーシックインカムという奴でしょうが…そうそう簡単に実現するとは思えません。

 

というわけでなんか話があっちらこっちらしてしまいましたが、

僕個人としては労働に問題がある障害者は働くべきではないと考えています。

ただ、それとは逆に働かなければ生きられないとも感じています。

 

僕一人がもんもんとしていて解決できる問題ではないのですが、今回ニュースを見て思った感想です。

 

ちなみに私は起業のための勉強をしています。

せっかく社会からつまみ出されたのです。つまみ出された世界で何か正解を探し、多くの方にありがとうと言ってもらえるような何かを作っていきたいですね。

 

勉強頑張ろうっと。