【4とIlが強い!!ゼストはムズイ!!】ゼストアキレス.Il.Qt’-4 レビュー!【ベイブレードバーストBU】
今回はB-201 ゼストアキレス改造セットに収録されている
ゼストアキレス.Il.Qt’-4
を紹介します!
まさかの両回転ベイとして登場したゼストアキレスですが、ゼストアキレスデフォルトでの話をしてしまうとかなり難しいベイだという印象を強く感じました。
それはなんというか、各パーツの個性の主張が激しくて食い違っているのが原因だと思います。
その一方でパーツ単位では非常に強力だと感じるパーツも収録されていました!!
では使ってみた感想などを含めて、詳しく書いていきます!
ゼストアキレス.Il.Qt’-4
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レイヤー:ゼストアキレス-4
DBコア:アキレス
BUロック搭載の両回転DBコアです。
今まで右回転固定だったアキレスが両回転になるとちょっと違和感を感じますよね(笑)
とはいえユニオン、インフィニットとモードチェンジを極めていったアキレスが両回転にたどり着くのは個人的にはアリだなと思っています。
裏面をみるとこんな感じで、スプリガン同様専用ツールを使って回転方向の切り替えを行います。
あとスプリガンのときにあった、最後までロックを押し込めなくなる現象が発生しなくなっています!!
スプリガンのはダッシュドライバーなどロックの硬いドライバーを付けようとしたときに回転方向の切り替え部分が動いてしまうのかちゃんとロックできないという現象が発生することがありました。
このアキレスは今のところそれが一切発生していません!!
そういった不満点はしっかりと改善してくれていますね。
ロックは太くやや深めのロックになっています。
スプリガンと比べると数が少なくなっている代わりに、一個一個は硬めといった感じです。
それに加えてBUロックが2つづつ、合計4つついています!!
エクスカリバーやベリアル2とは違い、ロックの始め付近と終わり付近にそれぞれ1つづつBUロックがある感じですね。
なのでBUロック搭載ディスクと組み合わせるとかなりバーストしづらいベイにすることができると思います!!
ただBUロック搭載のディスク自体が現状ザンザスのみしか存在していないため、改造の幅が限られてしまうのがちょっと残念なところですね。
9/10に発売されるランダムブースターVol.30に新しいBUロック搭載ディスクのMnが収録されていることや、今後新しいBUロック搭載ディスクが登場するたびにアキレスの価値も今以上に上がって行くのかもなと思っています。
特にゼストブレードに関してはMnディスクの登場で評価が一気に変わるかもしれませんね。
また現在左回転のDBコアでBUロックを搭載しているコアは存在しておらず、唯一このアキレスだけが左回転でBUロックが使えるコアになっています。
ギルティなどにザンザスと共にロックの緩いドライバーを使いたい時などにアリだと思います!!
コアの重量は8.00gでした。
BUブレード:ゼスト
BUシリーズ初の両回転ブレードです!!
アストラルブレードと同じく表裏をひっくり返すことで回転方向を切り替えることができます。
そして今回はさらにゼストソードというパーツの取り付け取り外し、取り付け方の違いによってさらにモードチェンジもできてしまいます!!
ハイモードとローモードの切り替えもあるので、まさにモードチェンジの極みといったブレードになっています。
詳しく書いていく前にちゃんと話しておきますが、発売から結構経ってしまっていますが、正直まだ全然理解は進んでいません。
というのもやはりモードチェンジ=選択肢があまりにも多すぎて、状況に応じてどのモードにすればいいのかがかなり難しいブレードになっていると思います。
なのでここから書くことは参考程度に考えていただいて、あとはご自身で実際に使ってみて自分なりの答えを見つけていただければ幸いです。
まずは右回転のアタックモード。
このモードは剣の上にゼストブレードが重なっており、上下についている赤い出っ張った攻撃刃の攻撃力を上げるような形になっています。
この赤い出っ張りがかなり強烈で、しっかりと引っ掛かるため攻撃力自体はしっかりあると感じました。
実際対戦をしていて、オーバーをとったり、相手を大きく弾き飛ばしたりはしてくれていました。
なのでオーバーやバーストを取りたい相手には向いているモードだと思います。
ただし欠点もあって…今ある両回転DBコアのスプリガン、アキレスはどちらもロックが硬いとは言えない性能をしているため、がっつり攻撃を狙うと反動で自滅バーストしてしまうことがあります。
アキレスにはBUロックがあるため、今後登場するMnと組み合わせたりすると強く扱えるようになるかもしれません。
Xnだとアタックにだいぶアタック寄りになってしまうのでモードチェンジが活かしにくくなってしまうと感じました。相性の良いドライバーも少なめなのも影響していると思います。
次は右回転ディフェンスモード。
今度は剣を裏側に装着した状態になります。
これでさっきより丸に近づき防御力があがる…んですが、さっき強烈な攻撃力だって話したばかりの赤い突起がむき出しになっています。
確かに写真の左上や右下に青い出っ張りが追加されて丸に近づきはするものの、強烈な出っ張りが隠されていないため、このモードでも弾いたり弾かれたりしてしまうことがあります。
なのでバーストの危険性もあるのはちょっと気になるところですね。
ただゼストソードを下に取り付けることによってやや下重心になるので、ベイの安定性や持久力の向上には貢献してくれているのかもしれません。
そしてゼストソードを外した状態のスピードモードです。画像は左回転になっています。
重量を軽くすることでベイの速度を上げた状態ですが…おそらく一番使われないモードだと思います。
重量を軽くしてしまうと同回転の持久戦が厳しくなるほか、相手の攻撃でも飛びやすくなってしまい、攻撃しようとしても自分の方が軽いので攻撃した側の方が吹っ飛んでしまうことの方が多いと思います。
じゃあ全く使い道がないのかと言われればそんなことないと思います。
例えば逆回転との持久戦ではあえて本体を軽くすることで、相手のベイの小さな攻撃で外側へ弾き飛ばされやすくし、相手と離れることで回転力を渡さないようにするという戦法をとるみたいなことも、相手のベイ次第ではできると思います。
他にもエボリューションやヴァルアブルのような加速が必要なドライバーを使うときにあえて外すなどの使い方もあると思います。
ただ極めて限定的な状況で使うことがある程度だと思うので、正直出番はほとんどないと思います。
基本的にはゼストソードをつけた状態で運用していくことをオススメします。
そして今度は左回転のアタックモード。
ちょっと違和感を感じるのですが、左回転時はゼストソードが下側にとりついた状態になっています。
なので右回転アタックモードとは違いやや下に重心が寄っています。
基本的に右回転アタックモードと同じく赤い出っ張りを使ってアタックしていくモードになっており、攻撃力は魅力的ですがやはり自滅バーストの危険性があるのがちょっと気になるところです。
そして左回転のディフェンスモード。今度は剣が上にとりついた状態です。
右回転ディフェンスモードとは違いゼストソードが上部にとりついているため、上から見るとだいぶ丸いような形状に見えます。
ただやはり赤い出っ張りがちょこっと頭を見せており、この状態でもアタックをして相手を弾いたりする動きはしてしまいますね。
この多彩なモードに加えて各モードにハイモードとローモードがあり、その非常に多いモードチェンジを駆使して戦えるのがゼストの強みであり弱点です。
アストラルブレードの時にも話しましたが、相手のベイを見てから自分が有利なモードに切り替えるのが両回転の強いところであり難しいところなので、選択肢が多いということはそれだけ使いこなすための難易度は上がってしまいます。
使いこなせれば相応に強く扱えると思うのでゼストが好き!!という方はぜひ使いこんでいただきたいなと思います。
一応問題点として上げている赤い出っ張りは使いこんでいくうちにだんだん丸くなっていきます。
丸くなれば自滅バーストなどの危険性が下がり、持久戦でのロスも減りスピン勝負には強くなりますが、アタックとしての威力は下がってしまうのは若干気になってしまいますね。
ゼストソード単体の重量は3.96gでした。
ゼストブレード単体の受領は6.08gでした。
ブレード全体の重量は10.03gでした。
ちょっと軽めな印象ですね。
さてガチ対戦で採用されるかどうかの話もしておこうと思うのですが、正直ワールドの方が今現時点では採用されやすいと思います。
丸に近く、左右で差が少ないため比較的簡単で、特に2Bを使えば逆回転の持久戦で一方的に勝つ動きを擦ることができるという突出した強さがあるのが強みですよね。
逆回転の勝負「だけ」がしたいならワールド2Bの右に出るベイはいないと思います。
両回転は5Gデッキに1つしか入れることができないため、DBディスクやアーマーを使う必要が無いので他のベイに強いDBディスクなどを使うことができるワールド2Bの方が5Gデッキを組むという点でも強いと感じてしまいます。
このワールド2Bを跳ねのけられる可能性があるとすれば「ゼストが同回転に強いベイになること」です。
何度も書いている通りワールド2Bは逆回転の持久戦に強い両回転ベイになので、ワールド2Bに無い強みを手に入れることができれば他両回転レイヤーもガチ対戦での採用候補に挙がってくると思います。
そういったゼストの強い改造などを見つけることができれば採用できる可能性は上がって行くと思います。
アキレスには結構思い入れがあるので、私もいろいろと使い方を考えようとは思っています。
あとガチ対戦などを考えないのであればゼストの方が面白いベイだと思います。
ワールド2Bは基本的にやることが1つなので、色々とモードを変えたりして遊べるゼストの方が使っていて楽しいと思います。
アーマー:4(フォー)
今回の新規アーマーの4です。
均等に配置された4か所の重みで遠心力を増加させ回転力を上げるアーマーとのことですが、最大のポイントは裏面。
このようにアーマーの内側が削られており、外側が重く遠心力が発生しやすい作りになっています!!
遠心力が生まれるとベイの回転力が増え、持久力の向上につながります。
でもアーマーの内側が削られている分重量が軽くなってしまうのでは?と思われるかもしれませんが…
重量はなんと13.83g!!
内側が削られているにも関わらず0や9の13.80~13.90と同じくらいの重量になっています!!
この重量という点だけでも5Gデッキに入りはほぼ確定なのに、それに加えて先ほどの遠心力を強化する作りというのも相まって非常に強力なアーマーになっていると思います!!
ランダムブースターVol.30で再録されており、今後もだんだんと再録されると思うのでお金に余裕がない方などはちょっと待ってもいいと思いますが、勝ちたい方は是非とも手に入れておきたいアーマーだと思いました!!
余談というか…あまりこういう話はすべきではないと思っているのですが、なぜかこういった重量のあるパーツ(0やOvなど)は再録されるたびに軽い個体が多くなる印象があります。しっかりした重量の4が是が非でも欲しいという方は早めに厳選しておくのもアリかもしれませんね。
レイヤー全体の重量は31.86gでした。
ディスク:イリーガル(Il)
正直今回のセットで一番良いと思っているパーツです。
内側のメタルを抜き、外側に集中させることで遠心力をかなり上昇させ、かつ円形の形状で相手の攻撃を受け流すことのできる名前通り反則級のDBディスクです。
アキレスコアがBUロックを搭載していますが、残念ながらイリーガルはBUロックを搭載していません。
裏面はこんな感じ。内側の削れる部分は少しでも削って、外側のメタルを厚めにしてあるのが良くわかります。
先に重量ですが31.85gでした。
やはりOvなどと比べるとメタルを抜かれている分重量は軽めになっています。
このイリーガルの性能ですが、使いにくいけど強いよねといった感じだと思います。
まず遠心力による持久力の向上もさることながら、やはり最大の魅力はこの丸い形状です。
相手の攻撃をいなすことはもちろん、相手を下へ下へと入れ込む力に関しては似た形状のオーバーよりも上だと感じます。
なので相手をスタジアムに叩きつけるような戦い方や、逆回転との持久勝負で自分が上をとるといった戦い方には向いている印象です。
ただし問題もいくつかあります。
まずはロックが進みやすいことです。
これは遠心力の高いディスク全般に言えることなんですが、ディスクが重く遠心力が強いとベイの回ろうとする力が強くなるため、相手と接触しレイヤーの動きが止まった時にロックの進む力も大きくなってしまいます。
そのため今までバーストの危険性などを考えずに使っていたベイなどでもイリーガルを使うとバーストの危険性が高まるため注意が必要です。
ゼストアキレスのデフォルトがバーストしやすい!!という話をよく耳にしましたが、十中八九このイリーガルと赤い出っ張りのせいだと思います。
そして次に相性の良いドライバーが少ないという点です。
オーバーとほぼ同じような形状をしていますが、イリーガルの方がやや大きく、オーバーと相性の良かったZn'+Zなどのドライバーを使用してもスタジアムに接触してしまう危険性があります。
また外重心になっていることもあり倒れやすく、最後まで姿勢を維持しづらいのもそう感じてしまう原因の一つになっていると思います。
おそらく現時点で相性が良いのは一応Zn'+Zがギリギリ、HXt+'もギリギリといった感じでしょうか。ドリフト系列は(メタルベアリングドリフトは持ってないので除いて)スタジアムにイリーガルが接触してしまいます。
ベアリング系列なども相性が良いという方もいました。ただしロックが不安なのでケルベウスやベリアル2、バハムートと共に運用するのが良いと思います。
このように万能に見えてかなりカスタマイズに制限のあるディスクという印象です。
相性のいいカスタマイズを生み出すことができれば今以上に活躍してくれると思います。
また今後相性の良い新規ドライバーが登場したらさらに評価が上がりそうですね。
こちらもおそらく今後どこかで再録はされると思いますが、大会で勝ちたいなど考えている方は是非1つ確保しておきたいパーツだと思いました!!
ドライバー:クワトロダッシュ(Qt')
こちらはアストラルスプリガン改造セットで登場したクワトロのダッシュ版ですね。
4つの軸先を使い分けることで色々な戦況に対応できるドライバーです。各モードの使い方は以下の記事をお読みいただければと思います。
今回ダッシュ化したことでアルティメットなどのバーストの危険性があるベイにもカスタマイズしやすくなりました!
特に今大会などで使われているベイスタジアム DBスタンダードタイプはベイ同時が接触しづらいため、アタックタイプが活躍しづらい環境になっています。
そこでこのクワトロを使えば色々な軌道でベイを動かすことができるため、相手に最も当たりやすいモードで挑めばアタックを活躍させてあげることができるのでは?と考えています。
とても強いドライバーとかではありませんが、アタックタイプを使っている方は一度使ってみると面白いかもしれませんね!!
またこちらもゼストと同じく大会とかは興味無いんだよねって方には非常にオススメのドライバーになっています!!
一つのドライバーで4種類の動きを楽しむことができるので、1つで4度おいしく、さらにゼストと組み合わせれば遊びきれないのでは?と感じるほど様々なモードで遊ぶことができます!!
ベイブレードバーストを楽しみたいんだけど、あんまりお金無いんだよねという方にセットをオススメするのもアレですが…、ゼストとクワトロはそういった方にとって1つのベイで何種類ものベイを持っているのに等しい遊び方ができるので非常にオススメだと思いました!!
重量は10.77gでした
ベイの総重量は74.51gでした!
実際に使ってみて
正直「ちょっと難しいな…」というのが一番感じた印象です。
個人的に一番厄介だな…と思ったのがイリーガルです。
このイリーガルの強い遠心力とゼストの赤い出っ張りの2つがバーストリスクを非常に高めてしまっており、アタックや引っ掛かりがあるベイ相手だとバーストしてしまうことが結構ある印象でした。
イリーガルをオーバーなどに変えるとそこまで極端にバーストする感じはしなくなったのでやはり原因はイリーガルなのかなと思います。
そのためデフォルトだとゼストのモードチェンジを完全に活かし切れていない感じがしてしまいます。
まぁ改造セットという名前がついているので、このまま使うんじゃなくて気になったところを改造して解決していくという楽しみを伝えたいという側面もあるのかなぁ…と深読みしています。
改造するなら
ゼストを使うのであれば「ゼストアキレス.Ov.HXt+'-4」などがオススメかなと思います。
両回転ベイなので同回転の持久戦で勝てる相手には同回転のディフェンス+スタミナ軸、逆回転に弱そうな相手なら逆回転のディフェンス+ハイ+ディフェンスorアタック軸、そしてロックが緩い相手やオーバーをとりに行きたい時はアタック+アタック軸といった感じでゼストの特性を活かしながら様々なモードにチェンジすることができます。
あくまで非常に無難なカスタマイズなので、そこから自分らしい改造などを見つけてほしいところではありますが…。
ちょっとバーストが怖いところもあるので、Mnディスクが出たらそれを試してみたいと思います。
イリーガルはダイナマイトFギアやバニッシュなど持久力を活かしたいベイに使ってみるのが良いと思います。
ドライバーはZn'+ZやHXt+'を使うのが無難ですかね。
クワトロダッシュは前述通りジフォイドエクスカリバーやアルティメットなどに使ってみるのが面白いかなと思います!!
まとめ
ということで、今回はB-201 ゼストアキレス改造セットに収録されていたゼストアキレス.Il.Qt’-4を紹介しました!!
といった感じのベイだと思いました。
選択肢が多くなればなるほど対応できる幅は広がると思いますが、その一方で最適な選択肢を選ぶのが難しくなってしまいますね。
とはいえ1つのベイで遊ぶんだったらこれ以上に遊びに幅のあるベイは存在していないと思います!!
たくさん買えないけどベイブレードバーストを楽しみたい!!という方には非常にオススメだなと感じました!!
またイリーガルと4は純粋に強いパーツだと感じました。
イリーガルは改造がちょっと難しいというところはあるものの、あの形状にあの重量が弱いわけありません。
そして4は今のところ弱いと感じる点が一つも思い浮かばないので、ぜひとも持っておきたいパーツだと思います!!
最近は公式大会なども普通に行われている他、非公式大会なども非常に盛り上がっているので大会に参加して勝ちたい!!という方は一つは持っておいて損は無いセットなんじゃないかなと思います!!
気になった方は是非ゼストアキレス改造セットを買ってみて下さい!!
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