【攻撃力は高い!! 問題は…】アルティメットヴァルキリー.Lg.V'-9 レビュー！【ベイブレードバーストDB】
今回は
アルティメットヴァルキリー.Lg.V'-9
を紹介します！
初代～セイバーまで全てのヴァルキリーの特徴を受け継ぐという、昔からやっている人にはたまらないデザインの新ヴァルキリー。
性能面の話を先にしてしまうと、かなり強力な部類のベイになっている"とは"思います。
ただ対人戦などもしっかりと行った感想としては…ちょっと厳しいなと思うところもあったという感じです。
なによりも感じたのは「アルティメットヴァルキリーの厳しさの原因がアルティメットヴァルキリー自身には無い」ってところです。
その他ベイを使ってみた感想などを含めて、詳しく書いていきます！
アルティメットヴァルキリー.Lg.V'-9
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レイヤー：アルティメットヴァルキリー-9
ブレード：アルティメット
今回の新規アタックタイプブレード、アルティメットです。
特徴はなんといっても大きなラバー+アッパー刃ですね！
このように引っ掛かりのあるラバー刃を持ちながら、それがややアッパー形状になっています。
この二つの特徴が合わさることで相手を大きく吹き飛ばすアタック力を手に入れたそうですが…実際にはラバー刃だけで相手をぶっ飛ばしている印象があります。
万が一ラバー刃が削れていってもアッパー刃で使えるよ！って感じなのかもしれませんね。
重量は11.12gでした。
ちょっとだけ軽めですね。
使ってみた感想としては…
まずアタック力は非常に良い感じだと思いました。
しっかりと相手を弾き飛ばすことができ、バニッシュのような中々弾き飛ばすことができない相手でもしっかりとオーバーを狙うことができます。
またバースト力も高く、うまく当てることができたら相手をバーストさせることも可能だと感じました。
ただ重量が重くは無いので、しっかりと踏ん張ることのできるドライバーを使ったり、勢いを付けて当たりに行かないとアタック力を活かせないような印象はありました。
飛ばしにくい相手のオーバーを狙えたり、バーストも狙うことができるため、やや軽いこと以外はかなり優秀なブレードなんですが…やはりある点が気になってしまいます。
このある点というのは他パーツにも言えることで、1項目1項目で解説していると長くなってしまうため、最後にまとめて説明したいと思います。
DBコア：ヴァルキリー2
新しいDBコアのヴァルキリー2。
初代やビクトリー時代の横顔や、撃ゴッドチップのデザイン、バルトと同じアザなど、かなり凝ったデザインのDBコアです。
撃ゴッドチップと同じデザインではありますが、メタルなどがついているわけではなく通常のDBコアになっています。
ロックの山はヴァルキリーらしい大きく高いものが2つあります。
しっかりと固めのロックなので、緩いドライバーやアルティメット、セイバーなどの反動が厳しい物でなければバーストの可能性はかなり低いと思います。
ペルセウスやベリアル2などの強力なライバルたちがいますが、ベリアル2は強シュートしなければバーストロックが出現しないので、緩くもシュートできるってところが差別できるポイントでしょうか。
重量は7.33gでした。
アーマー：9(ナイン)
新しいアーマーの9です。
重心が9つに分かれているのではなく、3枚のウイング形状×3で9だそうです。
このウイングが空気を切り裂くとの説明があるのでこれもアッパーフォースとかダウンフォースとかを生むのかもしれませんが、正直効果がどれほどあるのかわからないのでその辺はあまり深く考えなくても良さそうです。
注目すべきなのはその重量。
13.84g!!
なんと0アーマーに次ぐ重量になっています！
実際にこれから使っていって、ブレや持久力の無さなどを感じない限りは様々なカスタマイズで運用できるアーマーだと思います。
今後間違いなく5Gデッキにしっかりと入ってくるパーツになってきそうですね！
重量は32.33gでした。
ディスク：レガシー(Lg)
大型の6枚刃が右回転がダウンフォースを生むローモード対応のDBディスクです。
右回転の時はダウンフォースで全体を地面に押し付け、グリップ力や踏ん張り力を上げてくれそうです。
逆に左回転ではアッパーフォースが発生し、機動力の向上などを狙うことができそうです。
カルマディスクの逆Verって感じですね。
ただカルマとは違ってかなりデコボコした形になっているため、低めのドライバーだとスタジアムに接触してしまうリスクはありそうです。
重量は30.30gでした。
カルマより若干重いみたいですね。ダウンフォースが発生すればその分重くなるので控えめにしたって感じですかね。
アタックタイプのベイを使うときには候補の一つに入ってきそうです。
ドライバー：ヴァルアブルダッシュ(V')
過去にwbba.ストア限定のエースアシュラなどに収録されていたドライバーです。
軸先に多数の突起がついており、この状態だとそこそこスタジアム内を暴れるアタックタイプって感じのドライバーです。
この軸先の突起が削れたり折れたりすることによって、まっ平らな極太ラバー軸へと覚醒していきます。
参考までにコチラは同じく覚醒するエボリューションの軸先です。
こんな感じで高いものは折れて低いものはだんだんとする減っていくイメージです。
覚醒後は極太のラバー軸になり、スタジアムの外周をものすごい速度で走り回り、壁を蹴って中央へ勢いよくアタックする「壁蹴り」ができるようになります。
この壁蹴りはDBスタンダードスタジアムで狙いにくい中央を狙えるメリットもありますが…その一方で自滅オーバーの危険性やうまく中央に行けずにただただスタミナロスしてしまう可能性もあるというのが難しいところ。
一応覚醒後の利点として、送り合いの性能が高まるというものもあります。
大きな軸先が平らになるため、ベイの姿勢を崩しにくくなるのが原因ですね。
重量は6.33gでした!
ベイの総重量は68.96gでした！
実際に使ってみて
攻撃力は最高クラスに高いと感じました！
先述のようにバニッシュやダイナマイトFギアなどのなかなか飛ばすことのできない相手をはじく事が出来ていたためそう感じました。
ですが、恐らく現環境ではあまり強くありません。実際戦績もあまりよろしくはありませんでした。
その理由は…
スタジアムがDBスタンダードタイプだから
です。
これが最初の方に書いた「アルティメットヴァルキリーの厳しさの原因がアルティメットヴァルキリー自身には無い」という言葉の意味です。
なにせDBスタンダードタイプでは中央に陣取った相手に対してアタックタイプのドライバーで攻撃することがほぼ不可能です。
エクストリームなどのラバー軸だけでなくプラ軸のスパイラルやアクセルなど多くのアタック系ドライバーがDBスタンダードタイプでは外周を回ってしまい、回転力が少なくなるまで中央に行きません。
当然中央に来るころには疲弊してアタックするだけの力も残っておらず、ただただ負けてしまいます。
そのためアルティメットヴァルキリーのアタック力が発揮しづらく、うまく勝つことができません。
ならば中央に降りるドライバーに変更すれば解決できるのでは？と思いましたが…そうすると今度は攻撃力を全然活かせなくなりました。
恐らく理由は踏ん張れないことです。衝撃が逃げているのか相手に当たったところで攻撃力を感じなくなってしまいました。ドライバーによっては自身の方が相手より吹っ飛ばされているようにみえました。
それ以外にもアタックがうまく決まっても衝撃が強すぎて自滅バーストしてしまうことがあるということもあり、カスタマイズはかなり難しいと感じました。
他のスタジアムの話を持ち出すのもアレですが、旧スタンダードスタジアムならエクストリームダッシュなんかを使ってベリアル2で自滅しづらい改造にしてあげればかなり活躍できるベイだったと思います。
あと持久力については期待しない方がよさそうです。
同回転はそこそこ厳しいと感じました。カスタマイズによってはアルティメットでも相手次第で同回転勝てないことも無かったですが、総じてアルティメットに求めていた戦いではありませんでした。他のレイヤーで良いって感じがしちゃいます。
アタックだけに集中した改造が強いのですが、今のDBスタンダードタイプがアタック改造に非常に厳しい。というあまりにもアルティメットメタなこの環境がアルティメットが大活躍できない最大の要因だと感じました。
改造するなら
先述の通り中途半端に持久も取ろうとすると間違いなく弱くなるので、割り切った改造がおすすめです。
手ごたえがあったのはやはりラバー軸たち。エクストリームダッシュやクイックダッシュなどですね。当たれば相手をオーバーさせたりバーストさせたりとその攻撃力を遺憾なく発揮させられたと思います。…当たればですが。
これはあくまでも私個人の改造ですが、5Gデッキなどで運用することを想定したものとして「アルティメットベリアル2.Lg.Kp'-9」などは面白いかもなと思いました。
5Gバトルの5機目に採用する想定で、バーストを積極的に狙う改造です。
5機目は2ポイントをとる必要がないため持久力の高いカスタマイズにしている方が多いのではと考え、ロックの硬くない持久ベイのバーストを狙いに行くというコンセプトです。ちょっとピンポイントメタがすぎますけどね。
アルティメットを踏ん張らせてあげる必要があるため、中央に向かってくれるかつ踏ん張りもあるキープダッシュを採用しています。中央に行ってくれるドライバーの中ではかなりアタックぽい運用ができるのではないでしょうか。
あと余談ですがアルティメットを運用する際は、ハイモードとローモードの切り替えは重要になってきそうだと感じました。
できるだけアルティメットのラバーが相手のレイヤーにしっかりと当たるように高さを揃えるイメージで切り替えてあげるとより活躍させてあげられるかもしれません！
まとめ
ということで、今回は アルティメットヴァルキリー.Lg.V'-9 を紹介しました!!
本当にこのアルティメットヴァルキリーへの不満点は非常に少なかったです！
攻撃力は最高ですし、デザインも究極。文句なしのベイだと思います。
持久力こそ気になりますが、アタックタイプに求めるものではありません。
ただ本当にアタックタイプが輝けないスタジアムっていうのが何よりも厳しいという印象です。
あまりこのような話をするのはいかがなものかと思いますが、来年に新シリーズがはじまるとしてそこで新スタジアムが登場し、ラバー軸が活躍できる形状であれば…一気に評価が上がるベイだと感じました。
あとあくまでこれはDBスタンダードタイプでの話ですので、公式大会等でなければ旧スタンダードやダッシュベイスタジアムでも遊んでももちろん大丈夫なので「ちょっとヴァルキリー物足りないんだよな…」って感じた方は過去のスタジアムで遊ぶのも面白いかもしれませんね!!
このベイの入手方法
