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【仮面ライダーゼロワン 第06話感想】故人に似せたAI…。実は来年にはそれが現実にも。

第1話、第2話はYouTube無料配信中!

9/8~10/31までなので、見逃した方、まだ見ていない方は是非ご覧ください!

youtu.be

第6話「アナタの声を聞きたい」

 女性声優型ヒューマギアのセイネ(美山加恋)が所属する事務所の社長・多澤(おかやまはじめ)に、人工知能特別法違反の容疑が浮上した。或人(高橋文哉)とイズ(鶴嶋乃愛)は、エイムズの諫(岡田龍太郎)の捜査に立ち会うが、諫は「本人に無許可で酷似した容姿のヒューマギアを作成、使用してはならない」という法があるにもかかわらず、セイネは今は亡き多澤の娘と瓜二つだという。

ストーリー|仮面ライダーゼロワン|テレビ朝日より

 

 

今回の話も色々と考えさせられる内容でしたね。

個人的な意見としては最後のあれは…ね。

 

人の顔に似せたAI

これは言うまでもないですが、AIMSのような取り締まる組織がないと非常に悪用されそうですね。

あなたの大切な人、知り合いが話しかけてきた。でもそれはあなたの知るその人ではなく、その人を模倣して作られたAIなんて、考えるだけで怖気がします。

この問題は仮面ライダー公式ポータルサイトでも以下のように書かれています。

“もしAIロボットによって他人に影響が出る場合は法規制の対象になり得る。他人から無断で写真や映像を撮られたり無断で公表されたり利用されたりしないように主張できるという人格権は、顔などの外見上のそっくりロボットや、特定の個人の特徴が想起される動作するロボットにより、第三者の権利利益の侵害が生じる場合には訴訟の対象になり得る”

仮面ライダー公式ポータルサイト 仮面ライダーWEB | 東映より

現在でもたまにニュースで画像や動画を編集したフェイクニュースの話題ででますが、それがさらに巧妙かつ、見分けるのが困難になれば、法規制は必要ですよね。

 

ちょっと話はそれますが、人間に限りなく近く、判別することができない存在ってそれはもはや人間では?と思ってしまいます。機械という生産された物ではなく、命という産まれた者のような感覚。

 

このゼロワンの世界においては、規制こそされているものの、まだヒューマギアにはあのヘッドフォンのような特徴があるため区別がつきやすいですよね。

ただ、今回ヒューマギアであるとされた滅亡迅雷.netの迅。彼にはそういった外見的特徴が見当たらない気がします…。見落としかもしれませんが。

もしかしたらあのヘッドフォンは区別するために意図的につけられているのかもしれませんね。

 

亡くなった人のAIを作る

今回の問題は上に書いた、人に似せたAIの中でも個人的には罪深いと思う死人に似たAIを作るということです。

これに関しては賛否両論あるべきものだと思います。私としては「ありえない」です。

亡くなった娘さんは、AIにとって悪い言い方になってしまいますが、自分の模造品と会話する肉親を見て何を思うでしょうか…。

 

それに先ほど書きましたが、私自身は自我を持ち、人に限りなく近づいた見分けのつかないAIは新しい命と同じだと考えます。生まれた命に娘の面影を重ねるのも新しく生んだ命に対してどうなんだろうなぁ…とか思ってしまったりして。

 

そして最後のあのシーン。会話できるようになっているといいますが、あそこにあるのは自分の娘ではなく、その声を模した「別人」です。自分がもし死んで、あんな風にしている親を見たら僕は表現できないような恐怖感に陥ると思います。

それにあの社長さんには申し訳ないですが、人の死を、最愛の娘の死を乗り越えることをしているようには思えません。支えが必要なのも当然ですが、あんな慰めのような行為より、僕は乗り越えていくことが娘さんのためだとおもいました。墓前で話す方が100倍マシです。

 

めっちゃ個人的な意見失礼しました。なんか自分だったらと考えたらこんな感じになってしまいました…。

 

 ただ、亡くなった人をAIにするのはありえないとまで言っておいてあれですが、偉人や歴史的な科学者の思考を再現し、それを作ることに関しては人類の未来にもつながったりするのかなと思います。

たとえばこの記事をご覧ください。

www.itmedia.co.jp

漫画家、手塚治虫の作品をAIに読み込ませ、新作を書かせるという試みです。

手塚先生は故人です。もう新作を書くことはできません。しかしながらその情報を蓄積させたAIなら新作が書けると。勿論賛否両論あるとはおもいますが、こういった過去の偉人たちを再現することで何らかの発見や文化、文明の進化につながっていったりしないかなぁとか考えています。このプロジェクトはまだ全工程をAIが行えないため、人の手が必要のようですが、いずれ人の手を借りる必要もなくなるのでしょうね。

 

この手塚治虫の話は来年2月に披露されます。もう遠い未来の話でもありません

ゼロワンはこれから来るこういった未来のために、考えさせるようにできていますね。

 

迅雷について

今回の話で仮面ライダー迅へと変身を遂げた迅。その変身するシーンはいつもの彼らしいような笑っているものではなく、悲痛な叫びとともにでしたね。

 

迅がヒューマギアであると劇中で発言がありましたが、先ほども書いたように彼の耳などにはああいったヘッドフォンのようなものが見つかりません。旧型と思われる或人の父にもそれらしいものはついていましたが、フードが原因か髪が原因か、それとも滅が作ったからなのかはわかりませんが、外見的特徴がないというのはこれから話がややこしくなるかも。

さっき書いた通り、外見的特徴がなく、自我に目覚めたヒューマギアはおそらくかなり人間に近い存在です。見分けることは困難かと。普通に人の世界に紛れ込んでいてもおかしくはありません。

 

そして今回の迅は本人が自我に目覚めようとしていたような感じがありました。親子という関係。愛情とか、そういう何かが彼の心を動かそうとしていました。実際彼はセイネがマギアになろうとしたのを止めようとしていましたし、なんだか苦しそうでしたね。

ただ、あの進化は滅によって止められてしまったんですかね。もう自我に近づいた彼の記憶はないのかも。

 

余談ですが、仮面ライダーの父親キャラクターって大概ろくでもない奴らばかりなので、今回もすでに滅もやばい奴なのではと思ってしまったりしています。

ただ、彼ら(白い魔法使い、仮面ライダークロノス等)と違い実の息子とか娘とかでなく、あくまでもヒューマギアであるというところが違うので一概には言えませんね。

蛮野とかいう家族を研究材料としていたクズは…研究の材料にしていそうなところは似ているけど、あんなどうしようもないクズとは違っていてほしいな…。

 

或人社長について

 ちょっとだけ触れようかなと思います。

まず、自身の父が父親代わりであったことに本人が気づいているようでしたね。さんざん私が言っていた或人くんもヒューマギアであるという妄想はただの妄想に近づいたような。でも、迅のように一見外見的特徴がないヒューマギアもいるとなると余計それっぽくもあるような…。

 

最近は滅亡迅雷.netの目的がプログライズキーになったために、彼の周りで事件が起こるのは必然となりましたね。

 

 

 

あんだけありえないとかのたまっておいて、こんなことを言うのは無礼失敬の極みだと思うのですが、オーデション会場のセイネにはちょっとうるっと来ましたね。

これはすがすがしいほど独りよがりな妄想ですが、あの一瞬もし彼女に彼女が宿っていたらなぁ…みたいな。The ghost in the machine.ちょっと意味は違いますけど。

あるいは、彼女はもう破棄…あるいはリセットされる運命を知っていて父親に伝えたいことをあの場で伝えたのかも…。そう考えるとくっそつらいですがね…。でもマギアになる前に思いを伝えられたのなら、それは良かったのかもしれませんね。

 

ちょっとかなり個人的な意見が多くて、見ていて不快だったかもしれませんが、それくらい私には印象に残った一話でした。