今でもSARSは治療薬は未開発…でも流行は終息している。
こんにちは。楽道誉志也です。
新型コロナウイルスに対して不安や、苛立ちを覚える方が増えているかと思いますが、私もその一人です。
どういう経緯で感染するのかなど色々と調べていると驚くべき内容がありました。
それが、抗ウイルス薬…治療薬についてです。
SARSの治療薬は今に至るまで開発されていません。
見た時は恐ろしい気分になりましたが、その一方で治療薬がなくとも終息を迎えられたSARSの事を思うと新型コロナウイルスも早めに終息を迎えられるのではないかと心のどこかで思いました。
細かく書いていこうと思います。
治療薬についての情報はこちらをご覧ください。
今でもSARSは治療薬は未開発…でも流行は終息している。
そもそもSARSって?
重症急性呼吸器症候群:SARSは2002年から2003年に流行した(当時の)コロナウイルスが原因の肺炎です。
世界30ヶ国の8,422人もの方が感染し、916人の方が亡くなってしまいました。
治療法が確立しておらず、対症療法(症状を軽減させ自然治癒力を高める療法)が行われており、解熱役や酸素吸入などが行われていたそうです。
また患者を隔離し、看護側も完璧な防護を行い不必要な接触を避けていました。
COVID-19への対策と同じですね。
17年前に流行したSARSの治療、予防薬は未だにできていません。
逆に言うのならば、すでに終息しているため必要ないということかもしれません。
以上がSARSの大まかな説明です。
SARSはどうやって終息したのか
2002年11月に流行開始し、2003年7月に終息したSARS(重症急性呼吸器症候群)では、潜伏期間や発症初期の患者の感染力は比較的低かったとみられている。患者が本格的な感染力を持つのは、発症して肺炎に至る約5日後からといわれる。このため、発症前感染者や発症初期の患者の隔離を徹底することで、感染拡大を食い止めることができた。その結果、短期間で感染の終息に至ったとされている。
患者の隔離を徹底すること。
それがSARSの早期終息につながったとされています。
感染を広げないようにすることが終息のための最大の行動だったのです。
COVID-19の対策として、外出を控える、3密も守るということを強く言われていますが、SARSの件を見る限り非常に有効な対策だと考えられます。
もちろん、すべての発症者が一度隔離できれば…の話ですが。
SARSと違い、COVID-19は無症状の患者や軽症の患者が出ています。
そのため、自分は大丈夫と思い外出をすることで短期で終息へ向かわず感染が未だ拡大している可能性が考えられます。
その最たる例として、MERSを上げておきます。
MERSは終息していない
中東呼吸器症候群:MERSも同じくコロナウイルスによる感染症であり、2012年から現在に至るまで終息していません。
名前に中東と入ってはいるものの、2015年5月には韓国で感染が広がった例もあり、決して中東だけの感染症ではありません。
2019年11月の時点で2,494人が感染し、858人の方が亡くなられています。
このMERSも現在に至るまでワクチンが開発されていません。
なぜMERSが終息できなかったのかも先ほど引用させていただいたサイトに記載があります。
2012年9月に初めて患者が報告されたMERS(中東呼吸器症候群)の場合は、SARSに比べて重症化しにくく、不顕性感染者や軽症感染者が一定割合いた。不顕性感染者からの感染力がどの程度あるのか、現在もよく分かっていない部分はあるが、とにかく隔離は必要とされてきた。ただ、残念ながら潜在的な感染者からの感染は、いまも続いているようだ。中東地域で、いまだに感染が終息していない背景には、こうしたことがあるとみられている。
不顕性感染者と軽症感染者という単語が気になると思います。
不顕性感染者というのは感染してはいるものの、症状が出ない人のことを指します。
そう、COVID-19で問題とされている無症状、軽症の患者が終息できない原因とされています。
外出を自粛することが大切
今、私たちにできることは外出を自粛することです。
みんなが自分が感染していると考え、自身を隔離することでこれ以上の感染を防ぐことができます。
また、どうしても外出しなければならないときには、石鹸などを使った手洗いや換気などを心がけ感染予防をし、マスクなどをつけ相手に感染させないための行動をしましょう。
そうすればSARSと同じように短期で流行を終息できるかもしれません。
逆に、予防や対策をせず不要不急の外出を続けると、MERSのようになってしまうかもしれません。何度も言いますがMERSは未だに流行しています。
正直、僕は最初期かなり新型コロナウイルスを甘く見ていました。
しかし日本でも流行し、自分で色々と調べていくうちにだんだんと不安になりました。
でも、それと同時にちゃんと対策すれば終息を迎えられるとも思いました。
今、自分にできることは何かと言われれば「かからない、うつさない」を徹底することだと強く考えます。
皆さんも、僕には測れないほどつらいこともあるかと思いますが、自粛や予防につとめてください。
新型コロナウイルスに関する情報は厚生労働省のサイトやWHOのサイトで確認できます。
以下にリンクを表示しておきますので、知りたい情報等がある場合はそちらをご確認ください。