【仮面ライダーゼロワン 第02話感想】人を越えたAIがマギアになって、それを人が排除する。マッチポンプじゃなかろうな…。
第02話はYouTubeで無料配信中!
9/8~10/31までなので、見逃した方、まだ見ていない方は是非ご覧ください!
第2話「AIなアイツは敵?味方?」
社長として飛電インテリジェンスに出社した或人(高橋文哉)。自分に社長など務まるのだろうか、と半信半疑で社長室に入ると、エイムズの唯阿(井桁弘恵)と諫(岡田龍 太郎)が取り調べにやってきた。
遊園地でヒューマギアが暴走した事件を調べる諌らは、飛電インテリジェンスが事実を隠蔽していると疑っているらしい。中でも諫は「ヒューマギアは殺人マシンだ」と或人に敵意をむき出しにする。
正直、個人的な話にはなってしまいますが、このシンギュラリティに到達したヒューマギアをマギアにする滅亡迅雷.netとそれを破壊するライダーたちという構図、最後に出てきた新しいマモル君にちょっと気持ち悪さというかやるせなさを感じた一話でした。
マモルくん
今回もマモルくんという尊い犠牲を払ってしまいました。
最後にもう一度再生された彼が映っていましたが、それを彼だとは思えない…。
仮面ライダー公式ポータルサイト「仮面ライダーWEB」にも彼が別の個体であると書かれてました。
巷で噂の腹筋崩壊太郎ロスに続き、マモルロスの方もいらっしゃるのではないでしょうか?(かくいう私もその一人なのですが…。)
でもきっと、新しいマモルが飛電インテリジェンスをマモってくれることでしょう!
あのシーンの新しいマモルくんは再生されたばかりということもあるかもしれませんが、なんというか、かつてのマモルくんのようなどこか人間味のある表情とは違い、固く機械のような表情に見えました。
前回バックアップがどうのこうのと記事に書いていた私ですが、そんな気持ちが吹っ飛ぶくらいには悲しい画に見えました。
次回予告の際にイズが言っていた「心はデータ化できません」ってのもバックアップではシンギュラリティに到達した彼らの心までは戻せないと言っているような感じですもんね。
彼が変身してしまったのはエカルマギア。
エカルタデタという太古のカンガルーで、鋭い歯を持つ肉食性の有袋類だそうです。
サーベルタイガーのような鋭い歯を持っていたのはそれがモチーフみたいですね。
そして忘れてはいけないもう一人。
クエネオマギアになってしまった配達員型ヒューマギアの「オクレル」くん。
…配達員で送れるなんでしょうけど、遅れるともとれる名前にするのは…(笑)
彼は配達員しているだけでシンギュラリティに到着していましたが、一体何が原因だったのかわかりませんね。
彼がなってしまったクエネオスクースという翼の生えたトカゲのような生物みたいで、三畳紀にいたみたいですね。なんでも肋骨が羽になっていて、それで滑空できるみたいです。こんな生物がいたんですね…こういうのを調べるだけでも勉強になる。
壁を張っていたのも木に登って滑空する生物なら納得ですね。
ぱっと見コウモリにも見えましたが、仮面ライダーといえばコウモリの怪人なので、ちょっとそれっぽく見せたのかな。
特務機関A.I.M.S.(エイムズ)
前回から登場していましたが、今回からは主人公たちともかかわるように。
対AIの組織かつ、飛電インテリジェンスが過去のヒューマギア暴走事件の隠蔽を行っている件についての追及に来ていました。
次の項目でデイブレイクについても書きますが、この隠蔽を行っていることについては否定していないので、実際に行われているんでしょうね。
恐らく一番の目的はヒューマギアが日常にも浸透しているため、公表してしまうと大きな混乱をもたらしてしまうためというものでしょうね。
そして新ライダーも登場。不破諫が変身する仮面ライダーバルカン。
変身のためにプログライズキーを強引に開くのは、なんというか頭を感じませんでしたね(笑)
AIというハイテクに対しての力の不破さんって感じですね。
あの不破さんにも色々事情がありましたが、あのデイブレイクの光景を見たらああなるのも無理ないというか、むしろああなって当然という感じ。
しかしゼロワンをみてもヒューマギアって思うんですね。それっぽい外見はしていますけど。またなんでしょう…仮面ライダーキバのときの名護さんみたいに、敵として対峙するって展開が何度もあるんですかね。
あと、或人のギャグに笑ってしまうという弱点があります。
公式サイトにもこの通り
飛電インテリジェンス社長の或人にも偏見と反抗心を持っている。ただ、或人の面白くないギャグのツボが世界で唯一ハマる人間でもある。
面白くないギャグ、世界で唯一って或人の事も思いっきりディスってますね(笑)
仮面ライダー恒例の味方になったらネタキャラ化ってのも何となく予想ができる個性ですね。
デイブレイク
滅亡迅雷.netが根城にしているあの水没した都市のような場所。あそこで起きた爆発事故とその真相はこの仮面ライダーゼロワンのストーリーに大きくかかわるものですよね。
或人の父親が亡くなり、不破のおそらくクラスメイトが犠牲になり、彼に対AIへの憎悪を植え付けたあの事件。
あの映像は本当に恐怖以外の何物でもなかったですね。大量のAIが人を殺そうとなだれ込んでくる。世界の滅亡を見ているようでした。
今後どのように話に絡んでくるか楽しみです。
シンギュラリティ
技術特異点、めっちゃ簡単に言うと人間の知能をAIが越える時という感じでしょうか。
前回の腹筋崩壊太郎くんの時に、彼に自我が芽生えているような表現がありました。そして今回も自我に芽生えた二人がマギアにされてしまいました。
前回の記事で書いた「自我に目覚めたヒューマギアのみがマギア化可能」という予測はほぼ間違っていなさそうですね。
あと滅亡迅雷.netの迅が「君は僕の友達だ」と言っていることについても気になります。
彼もシンギュラリティに到達した自我を持つAIである可能性が高いという予測ができますね。
感情を持ったAIがどんどんマギアにされてしまって、それを倒して、あの抜け殻のようなものだけが戻るって話が続いていくとなると、本当に心が苦しい。
仮面ライダー、AIMS、滅亡迅雷.netはAIの進化を阻害する存在の可能性
やっぱり、AIが人を越えるって怖いじゃないですか、だったら越えそうな存在、越える存在を大義名分を作って排除する。そんな話だったら嫌だなぁ…っていう妄想です。
シンギュラリティに到達したAIだけがマギアになるって、裏を返せば人格を持ったヒューマギアを強引に反乱分子にして排除できるって思ってしまいますね。
この妄想が本当になっちゃったら、黒幕は飛電インテリジェンス、彼の祖父である可能性まで出てきます。
もしかしたら、あのデイブレイクに怒ったことは本当にヒューマギアがシンギュラリティに到達した結果であり、あれを起こさせないための措置としてのものだったり…。
滅亡迅雷.netがシンギュラリティに到達しているならそういうのもあり得そうですね。それすらもプログラムされたことで、すべては飛電インテリジェンスの手のひらの上って可能性もあります。こういうことが起こることも予想ずみでしたしね。
色々妄想は膨らみますが、あくまで妄想です。今後の展開やお話が気になりますね。
そういえば、AIの記者だけが或人がお笑い芸人だってことを知っているとか、細かいところまで本当によく作られている作品と感じます。
3話が早く見たいですね!