【強いと思うけど、難しい点もある。】プロミネンスフェニックス.Tp.MUn-10 レビュー!【ベイブレードバーストDB】
今回はB-191 オーバードライブSP スターターセットに収録されている
プロミネンスフェニックス.Tp.MUn-10
を紹介します!
このベイ、特にレイヤーはブレーダーによってかなり評価が分かれています。
ぶっちゃけ私自身もかなり回したり、しっかりとカスタマイズを考えて対人戦などをして、ずっとどう評価するのか考えていますが…あまり綺麗にまとまっていないと思います。
決して弱くはないですし、勝率もそこまで悪くないんですが…ピンとくる使い方があまり見つからない印象です。
その他ベイを使ってみた感想などを含めて、詳しく書いていきます!
プロミネンスフェニックス.Tp.MUn-10
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レイヤー:プロミネンスフェニックス-10
DBコア:フェニックス
まずはDBコアのフェニックス。
超Z世代のリヴァイブ、デッドフェニックスがDBになりようやく復活しました。
と言ったものの、パーフェクトフェニックスは未だに5Gデッキに入っているため復活もくそもずっと見てるよという方もいそうですね。
ロックは大小4つのロックを持つとのことですが、そこまで各ロックの硬さに違いがある感じはしません。
ベリアルともほとんど変わらないと思うので、好みで使い分ける感じで良いのかなと思います。
ただガチ戦とかになってくると、ペルセウスやベリアル2、人によってはヴァルキリーやスプリガンなどが優先的に使われるような印象があるので、採用率はそこまで高くないかもしれませんね。
コアの重量は7.64gでした。
ブレード:プロミネンス
今回の一番注目かつ一番難しいパーツのプロミネンス。
丸に近いもののそこそことごつごつとした形状のブレードです。
もちろんフェニックスなので強い衝撃を受けると上部がパージします。
今回は「プロミネンスシールド」という名称になっています。今までのようにアーマーだと10アーマーとかと被ってしまいますからね。
過去のデッドアーマーなどとは違い、取り付ける向きによって外れやすさが変わるという特徴を持っています。
先ほどの画像はノーマルモード。
シールドが外れやすく、相手の強い攻撃をシールドで受けようとしたり、シールドをスタジアムにまきびしのように置いてバトルしたい時に使うモードです。
その代わりシールドをパージしてしまうので本体側の重量が下がってしまうというパーフェクトフェニックスの時と同じようなデメリットがあります。
次はヘビーモード。ノーマルモードとは違い、メタリックブルーの部分が露出しているのが見分けるポイントです。
こちらはシールドが外れにくくなっており、重量を損なわずに戦いたい時や、相手を押さえつけるような動きをしたい時に使います。
プロミネンスシールドの形状ですが、パーフェクトフェニックスなどと比べるとそり立つ壁というよりは垂直に近い壁といった形状をしています。
そのためこのプロミネンスも相手を押さえつけることはできますが、かつてのように相手を下へ下へ引きずり込むような力はやや弱まっている印象です。
強い攻撃を受けるとベイ本体への衝撃を逃がしてシールドだけ飛んでいくという機能は触れ込み通りだと思います。
実際にセイバーなどに激しくぶつかられたときに、シールドだけが飛んでいき自身はほとんど飛ばないという状況は何度もありました。
気になる点としては結構シールドが外れやすいことですね。
ヘビーモードでも外れる時にはかなり序盤から外れてしまいます。
外れないように試合を運びたかったからヘビーにしたのに!ってことは結構ありそうです。
そして最後に何もない素の状態ですね。
非常に薄く、かつ重量はプロミネンスシールド以下というかなり軽量なブレードになっています。
丸に近い形状ではあるものの、上下左右に4つの空間があり、そこがやや引っ掛かりそうな見た目をしていますが…今のところ不便を感じたことはあまりないです。
説明が終わったところで実際の使用感なんですが、強いとは思いますが、扱うのは難しいという感じのパーツです。
まず明確な強みとして感じているのは対左回転への強さです。
カスタマイズ次第ですが、不意なオーバーなどを取られなければ対左回転にはめっぽう強いレイヤーです。
特にDBシリーズには優秀な左回転が揃っており、バニッシュファブニルやギルティロンギヌスを5Gデッキ前半に入れている方も多いのでメタとしてこのレイヤーを入れるのはアリだと思います。
ヘビーモードで相手を上から押さえつけて寝かしてあげ、自身は姿勢を保ったまま回り続けるのが一番わかりやすい勝ち筋かなと思います。
ドリフトなどちょっと分が悪いと感じた相手の場合にはノーマルモードでシールドを外してワンチャンスをとりに行くのもアリだと思います。
ただ気になるのは同回転の持久との勝負ですね。
もちろん自身と相手のカスタマイズにもよりますが、ダイナマイトFギアなどには通常状態だとかなり厳しい印象がありました。
ヘビーモードではロスが大きいのか勝率が悪いので、ノーマルモードかつシールドが外れた状態を作ってあげた方が勝てる気がします。
ただし持久戦目当ての相手のカスタマイズだとシールドが外れないこともあるんですよね…。
また下手にシールドが外れてスタジアム内に残っていると自身がロスしてしまう可能性があるので、できるだけシールドに阻害されないようなドライバー選びが必要です。ドリフトやゾーンダッシュゼット、メビウスなどは阻害されにくい側だと思います。
そしてシールドの扱いもそこそこ難しいです。
ヘビーモードでも飛んでいってしまうことがあるというのは仕方ないとして、デッドアーマーよりもスタジアム外に飛んでいくことが多い印象があります。
またかなり分厚くできているため、ほとんどのドライバーの動きを阻害してしまいます。利点でもありますが、可能なら自身は影響を受けにくいという状況を作ってあげないと自滅してしまう可能性があります。
あとスタジアムの外周辺り…フラットな面に落ちるとずっとそこでとどまってしまうこともあります。
それぞれ願った状況で発生してくれればうれしいのですが、運によって裏目になってしまう可能性があるんですよね。
例えば…ワールドスプリガンDrの動きを阻害するためにシールドを外したい→スタジアムの外に行ってしまった!とか
ヘビーモードでシールドを残して相手を押さえつけたい→すぐに外れてしまった!その上自分の妨害になってしまった!とか
ランダム的な要素が多いのでガチ勢の中のガチ勢の方だとちょっと気になってしまうかもしれません。
ただ左には強く、同回転もそこそこやれるレイヤーだと思えばかなり優秀な部類だと思います。
アーマーのモードとさらにはハイモードとローモードをうまく切り替えて自身ができるだけ有利な状況に持ち込める準備を整えて、対戦でその状況を作ることができれば勝率も高くなると思います。
実際私も試すという意味も少しありますが、5Gデッキ内に採用しています。
対左回転のメタとして序盤に入れておくのもアリですし、終盤に入れておいて相手のベイのパワーがやや下がった所に当てて勝ちを狙う展開もアリだと思っています。
使いこんでいけば相手のベイに対する明確なモードが見つかるかもしれませんし、今後多くのブレーダーによって開拓されて行って、強いカスタマイズや運用方法が見つかるかもしれません。
なので色々と書きましたが期待しているパーツの一つです!
ブレード単体の重量は5.16gとかなり軽量です。
プロミネンスシールドは9.45gでした。
前述通りブレードよりも重量があります。
ブレード全体の重量は14.62gでした。
分厚いシールドがある分やや重めになっていますね!
アーマー:10(テン)
ランダムブースターVol.26に収録されていたアーマーで、初再録になります!
個人的には0と同等かそれ以上に強いアーマーだと思っていて、持久カスタマイズには0よりも10を優先して使う程気に入っています。
単純に自分の0があまり良くない個体なのかもしれませんが、10の方がベイ単体で回したときの回転時間が長いこと多いです。
それ以外も重量がしっかりあることから5Gデッキには0に次いで採用されることが多いアーマーになっていると思います。
一応レア2つにしか収録されていなかったアーマーなので、セット品とはいえ確定で入手できるのはありがたいかもしれませんね。
アーマーの重量は13.37gでした。
レイヤー全体の重量は35.66gでした。
ディスク:テーパード(Tp)
こちらはバニッシュファブニルに収録されていたディスクですね。
下に丸く広がるような形状から姿勢保持をしてくれるディスクになっています。
重量こそちょこっと軽いものの、5Gデッキなどでは頻繁に目にするパーツの一つです。
おもにベアリングやゾーンダッシュゼット、メビウスなんかと一緒に使われていることが多いので、セット内のベアリングダッシュなどと合わせてみると強いカスタマイズになるかと思います!
プロミネンスの相手を下へ押さえつけるという動きなどとも相性が良いと思います!
ただ他のDBディスクと同じようにエクステンドプラスやユニバースとはあまり相性が良くないのでそこだけは注意が必要です。
重量は28.75gでした!
ドライバー:メタルユニバース(MUn)
強パーツの一つであるユニバースがメタルロックドライバーになって登場です!
ユニバースは軸先の大きな半球とその周りのリングが両方ともフリー回転するドライバーで、持久力が高いことや最後の最後でリングが相手の回転を阻害して自身だけ回ることができるなどの強みを持っています。
また強くシュートすると暴れてしまいますが、シュートパワーや角度を調整してあげると中央でとどまる軌道や、外周をゆったり回るような軌道を使い分けることができます。
これによってアタック相手にはできるだけ接触を避けるために外周に逃げる。持久相手には中央にできるだけ早く移動しロスを少なくするなど様々な戦術がとれるのも強みです。
今回はメタルロックドライバーなので、重量が上がりやや内重心化しているためさらに持久力と安定性が上がっている可能性があると思います。
またユニバースの個体としても良いものが多く、初めに登場した軸先が全く回らないユニバースなどと比べると綺麗に回転する個体が非常に多くなっているのもポイントですね。
今回のユニバースも前回のメタルドリフトなどと同じようにロック山はかなりなだらかに作られてるためロックが破損する心配はほとんどないと思います。
ただバースト率はかなり上がっているのでカスタマイズには注意が必要です。
また前述した通りDBディスクとは非常に相性が悪いので、使う際は通常のディスクやダブルシャーシでの運用を強くオススメします。
例えばロアバハムートをハイモードにしてWh.MUnで使うことや、ベリアル2を使う、テンペストソロモンやホロウルシファー2の2Sなどで使うなどがオススメです。
重量は10.69gでした!
ベイの総重量は75.15gでした!
実際に使ってみて
デフォルトの状態ですが、そこまで強くありません。
理由は散々書いてきたとおり、メタルユニバースとDBディスクの相性が最悪だからです。
かなりの確率でテーパードがスタジアムに接触してしまい、それが負けに直結します。ユニバースのリングを覆い隠すようにテーパードが広がっているためお互いの長所を潰しあっているような印象です。前年のジェットワイバーンを思い出しますね。
得意の持久戦などでもテーパードが悪さしてしまうとまず勝てないのでドライバーを別のものに変えてあげるのがオススメです。
改造するなら
プロミネンスを活かす+セット内で組むのであれば
プロミネンスベリアル2.Tp.Br'-10
が一番オススメですかね。
ベリアル2でバースト確率を下げ、ベアリングダッシュで持久戦を制していくカスタマイズになっています。
もちろんコアはフェニックスやペルセウスでも大丈夫だと思います。特にセット内でカスタマイズするのであればセイバーにベリアル2を使いたいですからね。
ただベアリングダッシュは外れたプロミネンスシールドに結構がっつり引っ掛かってしまうことがあるので、変えるとするのであればこことディスクを変えてあげることをオススメします。
他のパーツで組むのであれば
プロミネンスペルセウス.Ov.Zn’+Z-10
が一番扱いやすいような気はしています。
このカスタマイズは実際私も何度か使っていて、相手をスタジアムに押し付けるような動きがオーバーの力でさらに強化されている印象があります。
結構勝率も良いのですが、一点だけ気になっているのはレイヤーが他のもので良いのではないかという点ですね。
正直オーバーゾーンダッシュゼットの組み合わせはかなり強力で、ダイナマイトFギアやギルティロンギヌスなどで使いたいカスタマイズなんですよね。なのでプロミネンスに使っちゃうのはちょっと勿体ない感じもしてしまいます。
他にもプロミネンスベリアル2.Gg.Dr-10などのカスタマイズもシールドの妨害を受けづらく優秀だと思いますが…やっぱりダイナマイトFギアで使いたい欲も強いです…。
僕はいっそハイモード固定でプロミネンスベリアル2.Wh.MUn-10やプロミネンスベリアル2.Wh.MDr-10などにしてしまうもアリだと思っています。
バーストロックを起動させるために強シュートすることが必須ですが、プロミネンスが高い位置から押さえつけてくるので決して弱いカスタマイズではなく、5機目あたりで出てくると強力ではないかと考えています。
まとめ
ということで、今回はB-191 オーバードライブSP スターターセットに収録されている プロミネンスフェニックス.Tp.MUn-10 を紹介しました!!
本当に強くはあるけど難しいという感じがします。
アストラルスプリガンが強いけどブレーダーの知識と腕が試されるレイヤーでしたが、プロミネンスはアストラルスプリガンほど難しくはないけれど知識と運が試されるレイヤーだと感じました。
とはいえ普通に勝率は良いですし、相手のプロミネンスに負けることも全然あるので強さで言えばかなり高い方だと思っています。
カスタマイズ等難しい点はありますが、強力なレイヤーの1つですので皆さんも思い思いのカスタマイズで使ってみて下さい!
このベイの入手方法